真逆の当直 2008年の記録

先日,新しい病院で初めての当直の時は驚いた。

ICUは6床で満床.それは病院全体が7:1看護のためで,
人手が足りないことによる.
当直の時は,
「重症でICUに入らないといけない患者は断ってください」
との申し送り.驚いた.

今まで3年間働いた病院は,他の病院が満床で取れない、
あるいは重症のみが来ていた病院だったので,全く逆であった.
来たのは,簡単に言えば「擦り傷」ばかりであった.
当直室も驚いた.
飲み物が冷蔵庫に冷えている.
ジュースにお茶など医師たちの要望で
必要とされたものが入っていた。
シャワーも浴槽もある.
今までは,シャワーがついた部屋などはなかった.
ベッドとロッカーのみの部屋が20近く並んだ
ゲットーのような感じであった。

全体にひとつだけシャワーがあった。
それは,当直というよりは「夜勤」扱いなのでそのような
アメニティはあっても,使わないのでまあよいかということになる。
ビジネスホテルの一室とカプセルホテルの違いである。

絢爛豪華なのは、外来の総合受付の前のロビーだけであった。
そこに金をかけたらほかは減らすのが理屈であろう。

当直室などは、建物コンテストではチェックポイントには
入っていないと思う。
しかし前の病院は 建物としては,
大きな賞ももらっていたと思う。

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