手術動画編集中に,わかったことの続き.
1)自分が苦労したところよりも,聴衆が見たいところに
力を入れてみせる.
当たり前だが,自分が,苦労した部分は,
自分が見直したら,その部分を,どうすれば,
早く,脳に負担無く先に進められたかなど,
いろいろ考え込んでしまう.
実際は,そういう部分は,普遍的なもので,
「発表に使える」部分ではない.
スライドでも同じだが,
これは,聴衆は,みたほうが勉強になる部分
を見せないとダメ.
手術の大半の部分は,発表時は不要.
ようやく,自分なりにわかった.
よく手術DVDでいろいろと説明をしているが,
それは結果で,途中のうまくいきにくい部分は
全く出てこないこともよくわかった.
2)うまくいかない部分を,無理に出す必要はない.
同じ事だが,剥離などで,違う方法でやってみると
きれいに剥離できれば,最初から,
その部分のみを見せることになる.
スポーツなどの
最初から最後まで,その場で全てを多くの人が見ているような
ものではない.
TVなどが,真実を放送していないことも,よくわかる.
3)見えるものから,なるべく多くの情報を得る.
じっとモニターを何回も何回も見ていると,必要な部分,
落としている部分などがよくわかる.
何回も何回も繰り返して見ていると,
細かい部分からの情報がわかる.
よく,繰り返して見ることで,理解が深まると書いてあるものがある.
あるいは,本でも,「自分が書くつもりで読むと,理解が深まる」
と書いてある.
InputとOutputの違いというか.
OutputするためのInputと,
ただ,見るだけのものは,違う.
編集するということが,どういうことかわかって,勉強になった.