落ち込んでいたときに読んだ本
これは勝間和代さんの本でさらに有名になった本.
ポイントは,本のカバーの裏側のパスワードでネットにログインして
自分の強みは何なのかを検討すること.
自分の印象では,「才能」というよりは,
相対的に生まれ持って個人の中での他よりは優れた資質と考えた方がわかりやすい.
才能というと,非常に他者よりすぐれたgift, talentという感じになる.
むしろ資質,好みなどでquolification, inclinationなどがあっている.
その人個人の中での,優先順位的な好みである.
日本的には「好きこそものの上手なれ」である.
その本質は,子どものときにみられる.
自分のときも,言われてみればよくわかる.
大体が自分がネットで,カバーの裏のパスワードをいれて
調べてみて,自分が一生懸命勉強してきていた
分析思考,戦略性,未来志向,目標指向などはまったく入っていなかった.
20分でできた質問も非常に変わっていた.
「お金持ちになりたい」と「知識を増やしたい」でどちらを選ぶか
という質問など,おそらく,大半の人がどちらも希望すると思う.
知識なんかいらないからお金さえあればよい人が,
こんなテストを受けるはずがない.
あるいは,知識さえあれば,お金がなくても生活できると思っている人はいない.
不思議な質問の塊であったが,本の中でその質問の信頼性,あるいは再現性
について書いてあった. 2回目行ったときの相関係数0.89と書いてある.
要するに10問中,9問は時期を離して,違う経験を積んだ後で行っても
同じように答えるということ.
そうなると上位5つに入る強みの内容は,まず変わらないと思われる.
強みというよりは,持って生まれた性格の分析なので,変わらないであろう.
Strengthと書いてある.
ドラッカーの本にも,「自分の強みを生かして勉強のテーマを」と書いている.
自分の強みの上位5つは,まったく予想外だったので,
最近の仕事中の違和感が,実は強みを生かしてなかったからかもとも思った.
もっと本質的には「脳外科に向いていないのかも」とうすうすと感じていること.
医者になって26年すぎて,感じる違和感,「飽きた感じ」
読んだ本すべてが,なにか別のことを指している気がしていた.
ちなみに,自分の強みは
1.コミュニケーション
2.原点思考
3.着想
4.収集心
5.学習欲
なんか,まったく別人の気がする.
この特徴を生かして,脳外科医として満足のいく終わり方ができるのか疑問
激しく疑問.