とにかくホテルに帰り,
シャワーあびて,
なんとか寝た.
次の日は帰る日だったが,
ホテルにはフロントに部屋のキーだけ
おいて,だまってチェックアウトした.
目的地,347号線沿いにいくことにした.
しかし,そのホテルではネットが見れない.
自分のもらった東北全体の地図では字が小さすぎて
よめない.
銀山温泉というのがある.
その向こうに銅越峠と読める
それをナビにいれても驚くような道を示す.
現場に行って鍋越峠とわかったが,
地名の読み間違いではない大きな間違いをナビは繰り返す.
いくら347号線の道をいこうとしても,
ナビは絶対にその道を生かせない.28号線から47号線を通って,
宮城県に入ってからもとに戻る道しか示さない.
それは,後で,山形空港に戻る道の時も,仙台のほうに行って,
高速で山形空港にもどる.
結局,大きく大きく遠回りして,
50分でいける予定が2時間吹っ飛ばして到着した.
余分に130kmは走ったと思う.
朝5時は釣り始められる予定が,7時半ごろになった.
それも,道のどこから降りたらよいかがまったくわからない.
あるダムの上流までいって,そこから降りたが,
へとへとになって,すぐに堰堤になり,やめた.
ロープを使って2mぐらいおりたが,今度は,そこから上がれない.
15分ぐらいかかって,必死の思いで上がった.
さらに車を流しながら,みていると,
なだらかに降りれる道があった.
そこで,もう10時前.日差しもきつい.
自分としても,気持ち的には,最後の勝負であった.
川が二つに分かれて,少し下流で最後の最後に,
バシャンと大きなのが,来た.
努力が報われたかに思えた.
ネットを出そうとしたら,針がはずれた.
へろへろに疲れて,もうやめた.
347号線は,山道でおそらく,冬は通れなくなる可能性があるために,
ナビが道を選ばなかったのではないかと思いながら,その道を帰った.
11時半には山形空港についた.
そこで,宅急便でフライフィッシングの道具を送るべく駐車場で
荷物をした.疲れと寝不足で2時間かかった.
昼食を空港内でたべて,レンタカーを帰した.
自分がなぜ,ネットに納められずに,
あと一歩で3匹とも逃がしたかは
答えはでていた.
「魚が普段釣るのより大きく,
自分の合わせが早い,かつ合わせが弱い.」
ということだろうと思った.
飛行機の時間まで,3時間はあったので,
翌日の朝の病院全体の朝礼での
ミニレクチャーのスライドを
空港内のビジネスルームで,頑張って作った.
帰宅して,残りのスライドを作り上げてなんとか寝た.
盛りだくさんな遠征であった.
結婚してからは,単独で泊まり込みでフライフィッシングに行ったのは
初めてと気が付いた.
それと,朝方と夕方が釣りの時間なので,昼間はゆっくり休むのが正しい.
日陰で,水分補給して昼寝をするのが一番正しい.
まぁ,初めてのところで,よい勉強になった.
自分は,地元の渓流で,20cm前後のアマゴをつるのは,もう飽きてしまって
いたので,新しい目標ができてよかった.