はじめての研究会,学会会長 その3 ポスターはどうする.


大きな,伝統のある会なら,
そんなに,心配は無い.

「そもそも,事務局が存在する」からである.
しかも,スケジュールも決まっていて,会場も決まっていて,
協賛企業なども,ある程度決まっている.

ようは,「継承」が仕事.
第50回以上の地方会などは,ほんとに沢山ある.

今回,自分が行う,マニアックな研究会は,

「事務局」なるものが存在しない.

医師個人が,会長,事務局,連絡係,
なんもかんもしないといけない.
前日の夜の世話人会の人数確認,店の選定,
値段,出席人数の確認も自分.

プログラムも抄録集も作るのは自分.

昨年の世話人会の末席に座っていて,

1)来年から,その都度の研究会のホームページも作りましょう.

 との議題がでて,
  「そりゃ,あった方が良いですね」
 と,賛成した.

2)来年から,
  「簡単なA4程度のものでも良いから
  ポスターも作りましょう」
  との議題がでて,

  「そりゃ,あった方が良いですね」
   と,賛成した.

  まあ,
  他人事(ひとごと)のつもりで,適当に賛成していた.

それで,来年は,誰がしますか?

その時に,まさか,自分に回ってくるとは思わず,
たちまち,困ってしまったというお話.

まあ,お勉強と途中からは,腹をくくったが,
犠牲にしないといけないものは,ほんとに沢山ある.

 なんでも,簡単に賛成しないこと.
 
「沈黙は金」

実際の話として,
ポスターは,半年前には全国に郵送しないといけない.
そのためには,日時が決めれば,会場の選定,
会場の選定がまた難しい.非常に難しい.
会場のレンタル価格の問題.

ポスターのデザインはどうする?

今回,大きく間違っていたと判明したのは,

会長:○○△△ その次に所属を小さめに書くということ.

「誰がやるか」が大事で,「どこの施設」がするかが大事では無い.
個人の名前を,最初に前面に出すこと.

知らなかった.自分が作ったA4のしょぼいポスターは,
逆で所属を前に書いてしまっている.

もう,いまさら無理である.
一つ勉強になりました.

3月14,15日なので,
自分は前年8月の自分の夏休み前に郵送したかった.

実際は,最初はロゴデザインをどうするか.
これは,自分の働いている病院の院長が全国学会をその時,翌年と2件
行うことがあって,

そのポスタのロゴデザインの候補の中で,
「落選したもの」はいくらでも使って良いとのこと.

それで,「瀬戸大橋がかかる海に太陽と横から木」
のデザインを,「神戸なのだから明石大橋となるので,
橋脚は2本に減らして,横の山の木はのけて,
そして,脳が海(脳脊髄液)に沈んでいイメージにしてくれ」
と,ちょうど,「医療デザイン科」の学生が夏期実習に
企画広報課に来ていたので,その学生さんに
オリジナルのロゴへ追加をしてもらった.

さらなる問題は,研究会の名称の問題
1)「日本」を初めにつけるか?
2)その英語版をどう作るかなど,

まあ,ポスターの前に,しないといけないことが一杯あった.
なんとか,名前,英語,ロゴデザインが出来た.
値段は,300枚で38000円,400枚で39000円,500枚で39500円と
印刷会社から帰ってきた.
全国に送る? ほどの研究会ではないが・・・・・

まあ,500枚頼んでみた.
そこで,次の問題.

郵送先リストも無い.
どないすんの???

そこで,唯一の共催会社の人に頼んで,
検査物質の納入先リストを添付文書で送ってもらった.

郵送先リストの作成
1)世話人全部.
2)過去に発表してくれた病院全部
3)有名どころの病院 国立,私立など,

そのリストを自分で作ることがどれだけ大変か.

次は,「送るのには」どこの会社が,安いか,メール便で60円?
まあ,事務の人に頼んで,一括で送ってもらった.
その領収書は,研究会宛に書いてもらった.

まあ,10月には,なんとか,遅れに遅れていたが
郵送できた.

事務局,事務方のいない研究会の裏側はこんなもん.

去年の3月に決まって,半年で,やつれました.
ポスターを一つ送るだけで,こんなに大変なんて.

良い勉強になった.

次から次へと,1年先の学会,研究会の
ポスターが,医局に送ってくるが,
それらが,どれだけの苦労でできあがっているのか
良く理解出来た.

お金持ちの有名会場,あるいはポスター請負専門会社なら
バックの写真なども,いろいろと
提供してくれるらしい.

お城とか有名な公園とか,有名な景色とか
の写真らしい.

ポスター一つでなんか,年老いた気分になった.

ホームページに関しては次回に.

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