もともと医師は,ノマドワーカー

ノマドワーカーは,スタバでマックで仕事をする.

みたいな印象がある.

自分は空港の喫茶店で論文の校正,
飛行機の中でのスライドづくりなどは,
研修医の時からしていた.

救急の専門医の試験も
午後からだったので,
午前中からマックにはいって,
コーヒーのみながら,
教科書をはじめから,終わりまで見直した.
そして電車で試験会場へ.

ほとんどの医師は,忙しいので,
移動中もホテルの中でも,喫茶店でも
空港でも,仕事をしている.

別に目新しくもなんともない.

自分にとって,新しいのは,
1)そこから,アドレスのあるプリンターに情報を送って,
  プリントアウトする.
2)患者画像を転送してもらい,検討する.
 これは,年末までに病院全体で始まる.
3)どこでもネットにつなげる.
  これもほぼ常識になっている.

いくらノマドでも,寝るところは公園ではない.

まあ,どこでも勉強,仕事ができるよには,
普通の忙しさのドクターなら,やっている.

一般社会人が,ノマドと言っている部分には,

1)会社だけの仕事をしない.
2)一つの会社にすべてをささげない.
3)分自身のブランド化で,自分自身の仕事も請け負う.
4)どんな場所でも,仕事を進めることができる.
  特に外のスタバなど.

などであろうが,医師は自分の働いている病院が倒産しても,
まったく気にすることなく,他のどこの別の病院でもやっていけるし,
それが普通である.

さらに,専門性が上がれば,それに関しての個人的な仕事の依頼は
いくつもある.

そういう意味でも,医師は初めから,
一つの職場に絶対的な忠誠心がないことなども含め,

キャリアの最初からノマドワーカーであろう.

「ノマドライフ
好きな場所に住んで,自由に働くために,やっておくべきこと」本田 直之

を読んで,思った.

ブラインドタッチを勉強してなどと以前も,その人は書いているが,

医師でブラインドタッチができない人など見たことがない.

そもそも,今の研修医は,
横の研修医のほうに顔をむけて,まったく関係のない話をしながら,
自分の目の前の電カルにブラインドタッチで,
患者の所見を打ち込んだりは,
何気に行っている.

世間の人の意識が,遅れているのか,
働くシステム自体が違うのか,謎である.

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