先日,患者さんの家族に説明していて,
「それで,主治医の先生は誰ですか?」
と聞かれて,
「自分ですが」と言うと相手は一瞬フリーズ.
どうも,自分は,若い下の医師と思われているとわかった.
実年齢より14歳ぐらいは下に見られていて,
「実力が下ということなのか」と思ったりすることもある.
ソニーの科学何とか館というところで,
カメラが本人の顔を見て,
「何歳に見えるか」を示すのが,
あって,それでも自分は,実年齢より10歳若く表示された.
米国に研究で留学中に急病で入院したときも,
年齢を32歳と書いたら,
「あんたは22歳だろう.学生か?」と言われて,
困ったことがあった.
自分の歴史では,
人から若く見えているのの最初は,
大学受験でお世話になったところで,
翌年,またそこに兄と一緒に行くと,
自分の兄が,「もう一人弟さんが居るのですか?」
と聞かれたこと.
要は,自分が人より,延々と若く見えると言うことの
最初は20歳の時である.
32歳で,22歳と間違われて,
それ以降はほぼ,間違いないく,みためは10歳以上
若く見られている.
今となっては,若く見られる方が気が楽である.
男が老けて見えるのは,
1)髪の問題
2)体型の問題,身体の柔軟性の問題
3)脂ぎっているかの問題,加齢臭の問題
4)顔のシワの問題
5)服装の問題
6)姿勢の問題
7)性格の問題
8)口のきき方,話の仕方の問題,話題の問題
などであろう.
分ければ,
1)動物としての老化の問題(体力,加齢臭,シワ,姿勢,筋力など)
2)社会性としての老化の問題.(話題,口調,服装など)
昔話ばかりするなどは,典型的であろう.
昔は,おれはすごかったなどという人は,
「今は年老いて,もうすごくない」と言っていること.
になりそうな.
まあ,姿勢,体型,服装,話かたなどは気を付ければ
いくらでもごまかしは効きそう.
加齢臭も確かにあるが,
男がローズの香りというのもおかしい.
無味無臭が基本のような気がする.
というか,何歳になっても
「気持ちは若く持つ」のは誰でも出来る.
老いを認めながら,折り合いをつけて,若く見えるように
するというのが,大事であろう.
筋力,反射神経などは落ちるので,
それに併せて,努力の継続であろう.
技術,知識なども落ちていく部分もあるが,
新しいことを学ぶ姿勢は必要であろう.