百分の一 その2

なんでも,百人に一人というのは,ある.

1%の確率

自分が読んだ本では,
1)儲かる不動産は広告,調べたものすべての中の百物件にひとつ.
  今は,人口が減っていくから,もっと困難か?

2)ある昼のTVでも,100人に一人いるかどうかの質問をしていた.
  結構な人が100人に一人として存在している.

3)ダイレクトメールで,返事が返ってくる確率で1%はものすごく良い数字らしい.
  それでも,何千通といっぺんに送るので,一回に数十人は引っ掛かるはず.

  以前,尼崎の郵便局の印鑑が押してあって,
  意味不明の「政治家の有力な秘書が,医師のかかえる,個人的な問題点を解決します.」
  と理解できる手紙が来た.

  その文章は,主語述語がわかりにくく,住所は,東京の高島平の団地があるところに
  なっていて,相談先はヤフーのアドレスが書いてあった.

  これだけ,作った人が素人さんでは,だまされる人はいないと思う.

  それでも,一気に1000通も送れば,個人的にいろいろなことで悩んでいる医師
  に届くこともあるであろう.
  しかし,文章が,何回も読み返さないといけないレベルでは,話にならない.
  詐欺をするにも,もっと努力をしないと.

4)結婚のパートナー探しの相手の条件
  100人いても,これは自分に合うかもという人は,ほとんどいないと皆が言うそうな.
  実際は,無理やり,くじ引きで100組結婚させても,20-30組以上は
  幸せになる気がする.

  さらに,ヒマつぶしに調べてみた.

5)恋人,友達探しの いわゆる「出会い系」「ソーシャルネットワーク」
  ミクシーもフェースブックも,実は見たこともない.無縁ではある.
  
  男は,100人の女性にメールを送って,自分にあった女性一人あたる.
  と書いてあった.
  おもしろい.
  どんなところでも,100にひとつにかけて,努力?をしている人たちがいる.

  
6)まれな人たちの集団
  「一匹おおかみの会」というのがネットにあるのか?
  一匹オオカミ達が,集う場所???
  
  100人にひとりぐらいの個性的な人が,会社では受け入れられないが
  集まってしまえば,百万都市なら一万人の一匹オオカミと呼ばれる人が
  いることになる.

  こんなところにも,100人に一人の理屈が書いてある.

  おそらく,フライフィッシングする人口などは,1000人に一人以下ぐらいであろう.  
  百万都市に1000人ぐらい?
自分のすむ県には専門店もない.
  自分の市の人口七十万人のなかで,さがせば100人は見つけることができるかな?
  実は,どこの釣り場でも,ルアーの人は時にみるが,フライの人は絶無である.

 ということは,100人に一人というのは,
 「多い」ととるのか,「少ない」ととるのか?
 
 くも膜下出血は十万人に20人,百人に0.02人である.

 名前は有名である.

 自分が研究会用に,「救急車できて,専門疾患でないので,そのまま他院へ」
 行く割合を3年間調べたら,2.1-2.5%と全くほとんど毎年ぶれないことがわかった.

  
 自分の印象.
 だいたい,百にひとつ
 と人が言うのなら,その率は正しいということ.
 それを,多いか少ないかと考えるのは,その対象自体の問題.

 「はやぶさ」が無事帰ってきたが,確率は100に一つよりは少なかったのか?
 多かったのか? 今のところ1回行って,一回帰って来たので,
 100%だが,だれも100回行けば,100回帰ってこれるとは思っていないし
 絶対無理であろう.
 
 自分の専門医も,それぞれはもっている人は何千人単位であるが,
 自分のもっている4つを持っている医師は,
 中四国では0である気がする.あったことがない.
 
 偉いわけではなく,特殊という意味で,100にひとつよりは
 ぐっとぐっと少ない.
 
 まあ,いろいろある.

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