講習会,講演会でのスライドの作り方 その1

学会,研究会とはスライドの作り方が違う.

講演会,講習などでは,まったく考え方を変えないと,奇妙なものができてしまう.

今回,ISLSの講義用にスライドを作って失敗した.

そもそも
1.講義用のテキストがあるものは,それを読んでくるのが,基本.
  実際は,多くの人が読んできていないのが実態.

2.したがって,そのテキストを読んで来てない人には,読んだと同じ知識が身に着くように.
  読んで来た人には,確認とより深い解釈ができるように別の側面から説明を加える.

3.自分の勉強した最新の知識は披露しないこと.そもそも,研究会,専門家の集まりではない.
  教科書的な入門編なので,最先端の難しい議論が分かれるところは知らないほうが良い.

ということで,公式テキストのあるときの講演は,生徒,あるいは講習を受けるほうが,
新人なので,その先,嫌にならないように,先に進めるような内容にすべきであった.

ちょっと,普段の軸足が,「専門家同士の討論」のような状態ばかりであったので,うまくいかなかった.

聴衆がどんな相手かが大事とわかっていても,
自分がしたことがなかったので,あまりうまくいかなかった.

ISLSの講義用の本も他の先生の本棚から,「ちょっと借りますね」ではだめであろうか?

説明のポイントなど書き込んだ自分用の本がいるだろう.

しかし,自分はその方面には,当面,打って出ることはないので,しばらく凍結事案.

要は,自分がやりたくてたまらないものでは無いときは,良いスライドは出来ないということ.

その世界で,やっていこうと思えば,自然にできるということか?

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