2016年7月25日は,セミリタイヤ記念日

とうとう,その日が来ました.
誰にでもくるリタイヤへの第一歩.
まずは,セミリタイヤです.

もう,くも膜下出血になった動脈瘤の
オペは,自分はしない方針とした.

ついにその日が来た.
その日の朝に,上司,後輩の先生に話をした.

自分の脳外科になって,最も苦労した道でもあった.

脳外科の医師として働く以上は,
必須,「マスト」の項目がいくつかある.

必須の中の必須は,
くも膜下出血になった
脳動脈瘤の開頭ネッククリッピング術
ができることである.

自分も苦労に苦労を重ねて,やってきました.
思い出は尽きません.

才能が無いので,「努力」が必要でした.
まあ,それまでの自分なりの努力は終了.
今までのことが「走馬燈」のようによみがえって,
不思議な一日でした.

年間20個ぐらいずつやっていたときもあったが,
血管内治療でコイルファーストになって,急激に減少した.

それでも,昨年,一昨年の自分のくも膜下出血を来した
動脈瘤クリッピング数は,オペレーターが多いので,
当たらなくなった.年間数例程度.
若手には,当たらない状況.
実際的には,くも膜下出血のオペから手を引いても
数例しか手術件数は減りません.

それでは,セミリタイアにもならない.

後は,メジャー(脳腫瘍,AVMが入る)からの撤退.
これもすぐであろう.それをやめても
手術はたくさんあるので,段々引いていこう.
外来患者数は,増える一方なので対策を練らないと.

まあ,一つの時代が終わった.
仕事は増える一方なので,もう良いでしょう.

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