時間管理術本の変遷 2007年の記録

※これは,スマホがでる前の記録.
懐かしい(2016年5月17日)

節目節目で内容が変わる



時間管理術の本も,
発行年で,大きく内容が変わっている.

大抵が仕事やすべきことを短時間に
というメッセージなので,道具が変われば当然変わる.

自分の印象では,
(1)コンピュターが世にでる前の1980年ごろまでの本
(2)インターネット,メールが普及しだす前までの1995年ぐらい前までの本
(3)携帯電話が普及して大半の人が持ち出した2000年以降の本
に分かれる.様な気がする.

年代ごとに大きく異なる.
しかし,
偉大なドラッカーの「プロフェッショナルの条件」の時間の部分は
何回読んでも,携帯電話があろうがなかろうが啓発される.
これは概念本に入るので,時代を超えて読み継がれていく.
透徹した頭脳の人が本を書いてくれるということは,
実際はあまり無いと考えている.

さらに日本では
(1)バブルがはじけた1992年7月以降の本
(2)リストラが完成し,グローバルスタンダードが普及しだした2000年移行の本
などで,趣が異なる本が出ている.

バブルがはじける前の本では,
「40歳代を迎えた社員は,今後も定年まで会社にいるのだから・・・・」
という文章が書いてあって,今読むと意味不明である.
ところが,その後は,時間管理も
「会社に頼らないでやっていけるように資格を取る.
その為には早朝の時間が自分のための・・・」などが書いてある.

要はその手の本は,時間管理というよりは,処世術の本である.
   

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