ダイハード 8 情報戦 占拠の理由

車いすに載って,ナースセンターに,
ほかの入居者と閉じ込められたジョン マクレーン 

じっと,考えている.
「あの爺さんたちは,いったい,なんでこんな州立の
 ぼろいケアセンターなんかを占拠した?」

そこへ,80歳になるナースが近づいてきて,
「オー,あなたは伝説の,救世主と言われた
ニューヨークコップではなかったか?」
と聞いてきた.

テロリストも全員,高齢で難聴のためか,
こちらの話し声は,聞こえない.

彼らは,右耳には無線機を,
左耳には補聴器をつけていた.

ジョン 
「Yah, You have good memory,
ヘイ,ヤングナース,最近,ここで変わったことは
 なかったかい?」

80歳ナースA 
「そうねぇ,おじいさんたちがいっぱい
亡くなったわねぇー」

ジョン
「そりゃ,なくなるだろう,
  ここは最後の場所だろう.」

80歳ナースA 
「それでも,3日に一人で,しかも身元不明で
まだ,このケアセンターの安置室に,全員が
いるのは,どうかしらね.
全部で,7名もは安置室のクーラー代が大変と聞いた.」

ジョン
「テロリストは 何人?」

80歳ナースA 
「わたしゃ,物が二つに見えるから,
14人かと思ったけど,どうだか?」

ジョン
「彼らは,何か考えているな」

80歳ナースA 
「あなたも80歳になっても,まだ,ファインティング
スピリッツは残ってるみたいね」

ジョン
「それは,そうと,尿器の横の板は,
Ipadじゃないのか?」

80歳ナースA 
「尿とりパッドじゃなさそうね,
 ほかの入居者が忘れていったのかね.」

そこへ,若いといっても50代のナースが近づいてきた.
「あら,ここにあったのね.
患者情報を入れようとしてたら,
患者さんがおしっこで滑って転んだので,
引き起こしていたら,
ここへ置き忘れていた」

ジョン
「よし,こちらにも,運が味方してきたようだ
天国に行くまでに,彼らに
何が,ほんとの老人のすべきことかを教えてやる」

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