ニュースでびっくり

医師派遣業を始めた医療センター
2007年の記事です.

ダイハード4.0で、
コンピューターお宅が、
「ニュースを信じるのはだめ、
それはコントロールしたい側の
流したい情報だけが流れる」と
主人公にいう場面がある。

 

このまえ、地方局で
「公の病院が、
民間病院へ手伝いにいく副業を認めた」と
放送していた。
驚いたのは、
朝から手伝いにいっている当の本人の医師である。
あたかも、
副業と言うことはお金をもらって
行っているように解釈されている。

最初の条件は、高速道路代、
ガソリン代すべて自分もちで、
手伝う先の病院で午前、
午後と外来をやって自分で帰ってくる。
それは日勤なので、
自分の病院で働いているのと同じなので、
一銭ももちろん出ません。
と言うものであった。
他院に行っている間に溜まっている仕事は、
帰ってきて時間外で頑張ってやってくださいとのことで、
時間外の費用は出すとの話であった。
その条件は
「本業に差し支えない範囲内で手伝う」と言うものであった。

頼んできた民間病院は、公の病院に、お金を払っている。
そのお金がどうなったかの説明は
手伝いに行っている医師には、一切ない。
民間病院の事務長は、医師に渡っているものと信じていた。

これは、講演会でもほぼ同じ内容。病院の収入にはなるであろうが、
それなら事務方も、みな昼間に外の病院を自分の車で行って、
手伝いに行ってあげたらどうか? 

もっと杜撰ですが、リアルタイムの情報なので、書けません。

実際は,県庁の医政局に新聞記者が問い合わせて,
「それは,派遣業でピンハネに当たる」との言質を得て,
「それを夕方の新聞に載せますよ」と新聞記者が病院の
事務課長に告げると,
その日から「過去にさかのぼって全学払う」と
通達が出された.

多くの医師の落胆は大変なもの.
「外圧が無い限り,このブラックホスピタルは変わらない」と
希望を捨てた瞬間でした.

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする