これは2007年の記事です.
全国に救急病院,救命救急センターはたくさんある.
そこで,救急病院と救命センターの違いは何か?
一般には「センターは断れない」
「救急病院は,本日は担当医,専門医がいないので」と
断れることである.
この差は大きい.
今の患者さんのメンタリティーは非常に要求が高い.
なにかあれば救急病院へ,そして更に救命センターへ.
そこで,他の科の医師がなんとか処置をして帰りました.
次の日には専門の病院を受けてくださいね.
と説明されても
今の人は,仕事を休むと二度とリカバーできないほど,
追い込まれる人も多い.
従って,必ず夜にくる.
そこで,意見箱などに
「夜間に救急にきても,専門医に診てほしい」
と要望書を入れることになる.
各科の専門医が現存の状態から,
さらに50名いれば,その問題は解決すると思われる.
年収2000-3000万円の専門医を50名余分に雇うとなると,
年間10億-15億の費用になる.
単純に50名増えればよいというが,医師不足の折,
一箇所に余分に50人も集めるのは,
まあ基本的にはありえない話であろう.
年間10億-15億の費用になる.
一箇所に余分に50人も集めるのは,
まあ基本的にはありえない話であろう.