断る理由にもウィットが効いて・・・ 2007年記録

※ ○○医療センターでの2007年当時の記録
カオスというか,意識が向いていないというか,
荒廃しきったというか,思い出です.

救急隊に聞きました  
最近,ウォークインも救急車も減っている.
なぜか?
救急隊がこちらに運んできた時に,
前院に連絡して断られた理由を教えてもらっているような.
この前の患者は一つ目は
「初めての患者は診ない」で
二つ目は「意識があるなら診ない」で,
3番目の当院へ.
全部で4つぐらいまでは断られるような.
どうせ最後にはうちに来るのにどうして,
そんなに聞いてから来るのか?
どうも,答えは報道というか,
記事に当院が火の車である事実が出てからである.
一般外来で「先生はいそがしかったんですねぇ」といわれた医師もいる.
今まで,誰が夜中も土日も急患を診ていたと,
一般外来にくる患者は,おもっていたのだろうか? 
誰か,どこかに別の精鋭の医師集団が控えてくれていると思っているのか? 
どうも,県民全体にそのような意識があったようである.
4月に投網をオーダーメードした時に,
「当院は医師であふれかえっている」とその店の店主が思っていたのには驚いた

医師があふれるなどは1000年経っても,ありえない話である.
その事実が統計として記事に出た.
輪番制も守ってほしい旨の記事が出た.
そのためか,歩いてくる患者もぐっと減った.
基本の基本は当院は医者が余っている状態ではないのですよ
という事実が,県民にこの9月ぐらいに初めて
知らされたことによると思われる.

日本全体から見たら,最初に割愛されても他府県の人は,
そうですかとしか感じないようなところに,
医師が集まると思っている県民がいまだに大勢いるところが不思議.

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする