お一人様初日までとその後の1週間

2018年4月1日の記事
今までの,因果なのか?
自分は,たくさんの専門医を取ったが,まあ,よく働いた.
今いる病院は脳外科医が最盛期は3名が働いていた.
それが,人口減少にともない?,若い医師は専門志向で遠くの病院へ.
そのご,一昨年に上司は引退し,週に2日間の非常勤に.
その代わりに跡継ぎとして,自分が来たわけである.
その時点で2名.
年齢の近い同僚は,この4月からべつの大学の教室に「最後のキャリア形成」で移動.ということで,残ったのは自分だけ.
混乱の時代が来ました.

ということで,自分が2016年10月に赴任してきて,2018年4月に脳外科医は自分だけになりました.
まあ,「お一人様」に今日からなる.
しばらくは,医局からの外来,当直が手伝いにきてくれることになる.
まあ,働き方改革を推し進める.

その前に,4月から外来がかわるから,外来予約枠,脳ドック枠,手術枠も変更になる.
一番大きな問題は,入院患者さんの主治医である.
全部,入院は自分が主治医である.それが一番大変.
それと外科系が減ったことになるので,縫合しないといけない救急の対応が出来なくなる.
あれもこれも,頭の中で大変であったが,
まずは,外来患者さんを,院内他科,近くの開業医の先生に紹介の作業が大変.
一日,3名ぐらいは書きつづけた.昨日4名書いて,あと残りは3名ぐらい.
夕食をして,毎日24時までは書き続けた.
外来も,「認知症」「てんかん」ぽい人達は,診断できたら,2-3ヶ月で,近くの病院へ紹介の方針.
問題は,手術を出来る時間を確保すること.
時間が空いていると思われると別の仕事が必ず入ってくる.

1)まずは,新しくくる外勤医師のための,電カルの仕方のマニュアルを作ること.
 当面,脳外科外来,リハ前外来,脳ドックの仕方を覚えてもらう.

2)手術の予定の曜日は,麻酔科の都合で決められなくなった.

3)入院診療計画書など,とにかく,素早くすべての書類が考えなしに作り挙げられるように,ひな形をたくさん作り挙げておくこと.今までもひな形はたくさんあったが.
 とにかく,頭を使って,使い続けて目の前の仕事を無理なくこなせるようにひな形を作り挙げること.一太郎の個人辞書も大事だが,電カルのワードパレットにたくさん,文章をいれておいて,とにかく早く早く作業をすますことが大事.これを他の「手伝いの医師」達にコピーしてもらう.それで出し方を覚えてもらう.点滴や薬の種類など,意外と少ない.
とにかく,早く慣れてもらうしかない.

まあ,結論としては,「一人で,できることをする」しかない.

どうやって,やっていくか?
毎日,起きている間は,気を回し続けないといけない.
自分の人生が,次から次へと変わっていく.
こうなる,運命だったのだろうかと思うことがある.

そんなことよりも,とにかく,作業を毎日すすめること.

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