ジョン
「本物のIpadが手に入るなんてついている」
ヘイ,young and very young nurse,
ちょっと，それで
ニューヨーク，ケアセンター テロ 占拠
とgoogleにキーワードを入れてみてくれ」
ナースが,Ipadに打ち込むと，
you tubeほか，TVの画面がたくさんヒット．
建物の周りのFBI,州兵，旋回するヘリコプターなど
外の騒然とした景色が，リアルタイムで検索できた．
「テロリストのメンバーは，わからないか?」
メンバーと追加して，若いナースBが打ち込むと，
なんと簡単に，Facebookに載っている7名の
テロリストの顔が出た．
「こいつらが犯人たちか．．．
皆，高齢だな・・・・・
さっき，州政府にリーダーが要求していた
時，メンバーが何かここのスタッフに
要求してなかったか？」
80才代ナースA
「糖尿病の薬を飲むための水を持ってこいと言っていた」
ジョン
「彼らも，病気持ちのようだな・・
それはそうと，ここのドクターは，
今どこにいる？」
50代ナースB
「うちは，日本から来た高齢のドクターが一名のみ．
今日は，白内障の再手術で，ここへは来ていない．」
ジョン
「皆，病気なのは，仕方がない．
・・・・テロリストも病気はある・・・」
孫にメールをするジョン．
「今，テロリストは名前は，こちらでもわかった．
彼らの病気，手術の有無がわかるか？」
しばらくして，メールが来た．
「一人は，心臓のペースメーカーが入っているらしい
他にも，股関節の人工骨頭置換術，イレウスなど
皆たくさん，手術を受けている．」
ジョン「ふーん，それでも高齢者の待遇改善の
ために，テロをするのか？
認知症でもないのに，クレイジーなのはわかった．」
その間にも，交渉が決裂して，
若い職員が一人，足首を打たれた．
発砲しながら，テロリスト
「俺たちゃ失うものは，何もない．
健康はない．金はない．
本来なら心臓の脈もないが，それは
機械で動いている．俺のハートは
とうの昔に壊れたぜ．」
その発言から誰にペースメーカーが入っているかは
わかった．
「さっき見たが，なぜここにMRIがある？」
ナースA,B「税金逃れでしょう」
ジョン
「だれか，脳梗塞にならないか？」
ほかの捕虜，職員
「何を言ってるの？
さらに，私たちを苦しめたいの？」
ジョン，突然，大声で
「おーい，テロリストの爺さん，
ここのオバーサンが急に右麻痺としゃべらくなった．
あんたらは，若者はにくいかもしれんが，
脳梗塞なら，ｔPA治療してやれば，このバーサンは助かるぞ」
さっきのテロリスト
ストレッチャーにばあさんを載せて，MRI室に向かう．
ナースA,Bが押していく．
マクレーンも，車いすでひそかに後をついていく．
MRI室のドアをあけて患者を搬送．
ドアのところに立っていたテロリストに，
後ろから車いすで力を入れてぶつかる．
「なにしやがる」
「お前も部屋に入るんだ」
テロリストのマシンガンがMRIの機械に
吹っ飛んで行った．
車いすは，鉄製であり，
マクレーンとテロリストを載せた車いすは
ものすごいスピードで機械に吸い寄せられていく．
機械にあたった瞬間，マクレーンは後方にひっくり返る．
MRIの本体に，テロリストは胸からぶつかる．
そして，なんとか，機械から離れようとするが，
車いすが強力にへばりついていて，離れない．
3分ほどで，テロリストが苦悶様顔貌ののち，
呼吸しなくなり死亡．
マクレーン
「ペースメーカーつけたら，MRI室に入ったら
終わりだよ．まず一人」