医療のICT化にむけての取り組みを少し


多くの医療人が,IpadはじめTablet PCを日常の
医療に応用したがっている.

Ipadは,病院としては,職員全員に支給するという
大きな野望をもっている.

今後のICT化の問題点は,

1)Ipadは,いつまで,その優位性を保たれるか?

  安い,アンドロイドタブレットのほうが,
  電子カルテとの互換性では,優位ではないか?

  現実問題として,「IOSを使った電子カルテは,
  あるのかないのか知らないが,聞いたことがない.」

  ほぼすべてが,ウィンドウズ セブンなどの上に乗って
  動いている.それをIpadで閲覧するには,
  その電子カルテの会社が,Ipad用に見ためを
  作りかえさなければいけない.

  Ipadで院外から画像をDICOM viewerでみることは,
  多くの病院ですでに導入されている.
 
  今の今の最大の問題点は,
  クラウドから画像を見ることはできる.

  しかし,電子カルテに指示や記録を入れると,
  その個別のIpadに情報が残るため,
  その時点で,個人情報の持ち出しというか,
  漏洩に近いことになる点.

  カルテ用の新しいサーバー,秘密保持の対策,
  など,数百万円かかるらしい.

  ノマドワーカーみたいに,スタバでPCをあけて,
  そこで「電カルを見てみる」
  などは,だれかに見られる可能性があるため,
  禁止されている.

  まあ,学会出張の時に,人に隠れて「画像,採血データ」
  を見るのが,正しい使い方.

2)自分の病院のオリジナルコンテンツを作らないと
  いけない点.

  有名な「疾患のパワーポイントを用いた説明」の
  サイトはある.そこからダウンロードして,説明するのは
  なんとなくわかる.

  しかし,具体的な「ここでは,こうしている」というのが
  ないと,ダメであろう.

他にもたくさんの課題だけでなく,夢もある.

いつの間にやら,自分が,
今の院内の「Tablet PC 未来医療研究会?」の会長になってしまった.
まあ,本当は遠隔地医療がしたかったが,まあ,
それもこれも勉強になるから,やっているところ.

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