病院内での誤用例,「カベドン」,「ドクモ」

最近,外来で,
「歩きにくくなったおじいさん」が受診.

その人は,パーキンソン病がある.
その人がさらに歩きにくくなった.
MRIで両側慢性硬膜下血腫あり.

良く聞くと,パーキンソン病の突進現象なのか,
2,3ヶ月前に,壁にぶつかったことがある.
その時,「パーキンソン病の突進現象のために壁にぶつかる.
それをカベドンと言うのですね」と私がつい発言してしまった.
「違います・・・・」と横にいた,若い女性職員.
「え?・・・・」
まあ,ある種のうけ狙いでした.

先日,雑誌の取材があった.
自分もダイエットして望んだが,
体重は100 gしか減っていなかった.
2週間アイスクリームも食べず,徒歩通勤もしたのに.

まあ,それはそれ,
白衣も撮影用の2万円以上する良い白衣にかえて,
写真を撮ってもらった.
普段は3500円のケーシーの半袖.

その写真をみて,ある職員から,
「本当のドクターではなくて,
ドクター役をするモデルさんみたい」ですね.
と言われて,

「なるほど,ドクター役のモデルのことを
ドクモというのか.今まで意味不明だった」
と言うと,
まわりの若い職員が,

「違います・・・・・」.
「話がおかしくなってます」
まあ,病院内なら,正しい使い方.

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