人生は短く,仕事は長い

 過ぎてしまえば,短い.
 目の前の仕事にかかる時間は長い.

学会発表の準備の間,

大体数日は書類や紹介状の返事などに頭が回らない.
手術,患者さんの指示などの最低限は行うが,
頭はなかなか,core i 7のように同時に並行して処理出来ない.
「先延ばしできるものは先延ばし」するしかない.

そうなると,学会が終わった直後の日曜日,祝日にまとめて
サマリー,書類,紹介状,紹介状の返事などをかかないといけなくなる.

これは,もしも脳自体がcore i 7のような同時並行処理能力を持っていても,
プリンターが一つなら
印刷物は同時に全部出てくるはずがないので,
一度に済むことはないことの証明であろう.

プリンターも2層,3層で,上段からはエクセルのデータ,
下段からはパワーポイントのアウトライン
が出てくるようなものすごいものができれば,仕事は早くなるか?
おそらくならない.どうしてか? 
「人間が処理して,確認したものをプリントアウト,要するに最終結果にだす」
ことは,身体が一つである以上,無理である.
違うものに同時に注意力を注ぐことは人間は出来ない.

そうすると,空いた時間,すなわち休日,祝日,あるいは平日の深夜に済ます以外にない.

一人で休日に医局で仕事をしていると,孤独感に襲われる時がある.

仕事時間が長い.気がつけば,祝日も終わっている.

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