一歩譲れば,二歩踏み込む

人間関係の基本

アフリカへのODAなどで,日本が資金を提供していた時代.
あるいは,2-3年前までは日本は中国にODAで資金を提供していた.

「中国もりっぱになったので,もう中止したい」というと
「両国の関係がおかしくなってもよいのか?」と
提供してもらっている中国が怒ったのは有名な話.

アフリカでは,もっと原始的であったような.
去年はこれぐらいくれたのに,今年はどうしてくれないのか?
我々の金を減らすのか? と怒るような事情であったような.

伸びない国の最貧国の国民のメンタリティはそんなもの.

日常生活でも,似たようなことは往々にして起きる.
このようなことは,人間関係の基本.
譲ってあげられるだけ譲るような人間関係は,最後は破綻する.

また要求する側の人間は,相手が「もう,これ以上は無理です」といえば,
他の別の相手を探すだけのこと.

「譲り合い,助け合い」などは,双方の力が対等な時のみの関係.
これは実力,能力,利益などが一致して初めて可能な関係である.
上下が付いていては無理である.

二歩踏み込むほうは,自分が小さいと思っているから可能なわけである.
イラク復興の時も,
イラク人は「日本はお金持ちだから,病院を買い上げて運営してくれる」と期待していたらしい.

自分が相手にゆずらないといけないまでに成長すると,新しい交渉術を身につける.

まあ,自分の目標,燃えるような熱い熱意でやりたいことをしていると,
「一歩も譲れない」状況になるものである.
「どうでも良い要求に,Noといえる程,大事なものを持っていること」である.

現実は「一歩譲ったら最後,二歩踏み込まれる可能性が高くなるので,要注意」である.

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