ある日,突然,気がついて,
自分が行う金曜日の脳ドックの患者が月曜日から木曜日までの数と比べると,多いような気がする.
実際は,金曜日に,自分の外来で見ていた人が手術になることになった.
脳ドックは5人に説明だけをして,手術をした.
その後は当直,そして当直明けの土曜日に,また別の手術.その後別の用事.
日曜日も働いた.
金曜日の脳ドックの結果がまとめられたのが,月曜の昼間になった.
「ハタッと気がついた」
自分は週一で,手伝っているだけ.その日が,一番多いようなのはどうしてか?????
調べて,および調べてもらってわかったこと.
1)脳ドック用3テスラのMRIの枠が,月火と6枠,水5枠,木曜日8枠,金曜日9枠であった.
要するに,自分の感覚:月から水曜日の週の前半は,
そのまえの週末の発症の人などが紹介状をもって
殺到するので,通常の1.5テスラ2台では,回らなくなる.
それで3テスラにも,飛び込み撮影用の枠を週初めはとってある.
それだけで,自分が担当する金曜日の枠が多いのがわかる.
脳ドック用の枠であるので,決して金曜日に自分が,自分の外来患者の
予約をいれても,脳ドックの患者は減ることはないと判明.
2)実数はどうなのか?
この10カ月の脳ドックの日別の件数を調べてもらった.月曜日が一番少ない.
それは,ハッピーマンデーがあるから.5回は休みになっている.
一番多いのは,自分の金曜日,祝日も一回しかなかった.
さらに,水曜日が少ない. 枠の数に比例している.
しかも,自分は3回,金曜日を休んでそれである.
2回は学会出張,1回は救急隊の研修指導.
3)本当は,頼まれて,水曜日も木曜日も説明したりしている.
以上のことは,調べて初めて数字で証明されたが,感覚としては,「すでにわかっていた」
普段から忙しい人間が,一番多い日を担当.
今後はどうすればよいか?
こちらは,エキストラで「脳ドックのみを行う医師」が月-木しか来ないので,
金曜日をしてあげていた.
それなら,週の5日のうち,1日はなくなるので,脳外科のみないといけいない患者数は,
他の脳外科医師の8割で良いですよと言われたことはない.
それ以上に,救急,院内急変もすべて自分が全体の統括をしている.
「だまっていれば,死ぬまで働かされる」ということでしょう.
悪意はないが,無意識下には,「やってもらえるなら,頼んでしまえ」という気持ちを
人に抱かすほど,自分は,「お人よし」なのでしょう.
まあ,結論は,
一日に,4人までしか,入れない.それ以上はする理由がない.となって
証拠に基づいた,work-work unbalance解消ができた.
めでたし めでたし.