ところで,役に立った自分にとっての時間管理術は,
やるべきものを完全にリストアップしておくこと.
一番うまくいったのが,
「外の病院の当直に行く」ことのマインドマップに
1)外の病院に行くときに持っていくもの:コンピューターから始まり,着替え,歯磨き歯ブラシ,
高血圧の薬,読まないと行けない論文など網羅しておく
2)何時に出れば間に合うかなど,行動自体の記録
そして,何時にシャワーをあびて,寝るように.それまでにどう過ごすか.
それをプリントアウトしておいて,A4ノートに挟んである.
それを前日にみれば,落ち着いて眠ることができる.
その都度考えなくても済む.
外の病院の場合,ほとんど寝当直みたいなものなので,
日曜日の朝8時にはいって,月曜日の朝8時までの過ごし方なので,
当直室で,ただ,まったりとしていては,時間をそれこそ捨てるので,
マインドマップにいれて,ほんとに良かった.
当直の時はそれを広げて時計を見ながら仕事をしている.
それと,いつもの自分の病院での自分の仕事は,性格がことなる.
一番は,救急車収容依頼のファーストコールを自分がほぼ毎日受けていること.
それは,仕事が分断される.
それでも,以前の救命救急センターとは比較にならないほど楽である.
とにかく,仕事が進まない最大の理由は
1)本人の移動による集中力の低下
2)途中に別の用事が入ること.
なので,救急車の収容依頼は,忍耐力がいる.
そうなると,救急車の依頼が自分に来ない時間に仕事をすることになる.
それは,朝早くか,18時以降の当直帯の時間かである.
以前,書類も紹介状も書きかけで,急患で手術がはいって,次の日に学会に行ったことがあった.
患者が自分が不在の間に退院した.
病棟クラークさんは,書きかけの提供書を,そのまま郵送してしまい,
○日に手術,○日に胃瘻など,したことだけの記載しかしていかった.
学会から帰ってきて,全部を書き足して送りなおしてもらった.
まあ,あらかじめ予定を組んで,やる気は十分でも,急患,手術が来たら
すべてパーになるのは外科の宿命.
他にも,何月何日に説明しますよと患者さんに行っておいて,
その日に急な出張があって,不在だったこともあった.
連絡したら済んでいたことだし,そのようなことは多くあった.
まあ,医師生活で一回だけだと思う.
とにかく,5分ぐらいで3つの用事が入ることなどはザラなので,
時間が出来たらこれをする.と常に書きとめておけるようにメモ帳は持ち歩いている.
まあ,あしたの8時のカンファレンスには提示する症例は決めてあるし,
それまでに,手術の同意書,説明書をかいておくこともリストアップしてあるし.
手術の準備は今日すんだし.
6月中旬の講演会のある部分は,こうすればよいのも済んだし.
病院の紹介用の写真は,後どれどれいるかなど,
自分のA4noteをみると毎日,ほんとによく仕事をすると感心する.