最近はダメな医師も目に付く
それは,医師不足のたまもの.
それと,自分がおおやけの病院に居ないから.
なんと言っても,医師不足.
と言うことは,少々,人格がねじれていても,
患者,スタッフともめても,その医師を雇い続けないと
外来,病棟,救急が回らないことになるから.
本当の問題医師は「自覚が無い」に尽きる.
「あの看護師はダメ」
それが,最後には
「あの看護師が病院に居る間は,
自分は救急を,もうとりません」
こちら「はぁ・・・・????」
一人の看護師を気に入らないのが,
なんで「もう,救急患者は診ない」になるのか
意味不明.
すべての会話がこんな感じ.
「検査が言うことを聞かん」
等,他の職種の人を毎日責める医師がいる.
それは,その医師からみた評価.
医師の意見を聞くと,最初は,もっともに思えるが,
相手側の意見を聞いてみると,
「こりゃ,ダメだ」と思えるその医師への評判を
ぶちまけてくる.
「その医師とは外来をしたくない」という
ベテランから新人をはじめ多くの職員の意見.
聞いてみるとそんなところ.
自分は,一度も経験がしたことが無い事象なので,
困惑することこの上無い.
その医師のエピソードだけで本が一冊書ける程度.
最初の面接の時に,
院長面接がおわって,病院案内でその医師は違う部屋へ.
「灰皿はありますか?」
職員「病院内禁煙ですけど」
「・・・・・・」極めて不機嫌.
就職後,しばらくして,
売店で,その医師「お金が無いのでつけておいてください」
店員「わかりました」
しばらくして,
その医師
「今日は払えますので,昼までに計算をしておいてください」
昼になって,
店員も忙しいので,そんなことはすっかり忘れていた.
そこへその医師.
「こちらが払うと言っているときにどうして計算が出来て居ない」
と品物を置いてあるレジのガラスのウィンドウを
両手でバシバシたたいて,激怒.
まわりは,びっくり.
自分が,現金を持っていかずに売店に行ったままにしておいて,
面倒なつけにしておいて,
自分の都合の付いたときだけ,
その要求が通るはずとの錯覚.
病院の売店としては,多くの客の中の一人にすぎない.
長い社会人生活でも,
そんな人は,医師で無くても聞いたことがない.
Take it personalと言う言葉がある.
個人攻撃と解釈することだが,自己認識,自己評価が
低い人ほど,一般的にはどうでも良い事が極めて
大事な事に写る.
発達障害のスペクトラムの一部と思われる.
優秀でも無い.人間として「「うつわ」も大きくない」
そして,「「うつわ」の形もいびつ」
そういう人も,「性格,人格は変わらなくても,
せめて,発言,行動などの表面的なところだけでも
変えてもらって」とにかく,
「使っていかない」と仕事が多すぎて仕方が無い.
他山の医師の中でも,トップクラスで
他では見ることが出来ないので,
良い観察対象となる.
あるときの会話.
その医師「あれを買って,やってみたりはしませんか?」
自分「別にそのサーバーでネットというのは興味がない」
その医師「誰かに人柱になってもらって,良かったら
自分も使おうと思ったけど」
とのこと.
自分の興味のために,直接の上司を「ひとばしら」に
使うと明言して,全く悪びれることもない医師.
自分が,他人がそのような口を聞いたような感じをうけたら,
激怒するのが,その医師の特徴.
患者と問題を,次回起こしたら,なにげに「別の病院が
良いですよ」とすすめて変わっていってもらうようになりそう.
「まだ辞めさせてないのか.おたくの院長の器もさすがに大きい」
と,他院からは「院長としての評価」が上がっているらしい.
「○○病院で,ダメなら行くところは無い」と
医局員からも最初から言われて来たが,
確かに,驚くべき破壊力.
本人に自覚がないので,
だれも注意もしないし責任も持ちたくないので,
本人は,快適そう.
それでも,結婚もして子供も居る.
自分は,
「どんなダメな人間でも,人生は送れるもの」と
納得している.