病院ではPT,OTに加えてSTがリハビリを行っている.
今は主に嚥下訓練が大半だが.
あるとき病棟に表がピンク,裏が黄色のカードがおいてあった.
黄色の面には,「十を知る」とか,
「鯛を釣る」などが書いてある.
どうも,それを見せて,患者さんに「上の句」を答えてもらうような.
自分的には,ずらした回答のほうがおもしろい.
「十を知る」の上はなんですか?
,「百を聞いて」・・・・・
と患者さんは答えた.すばらしい.
自分も考えた.
「金次第」の上の句は?
これは,いろいろたくさんある.
医療,介護福祉関係なら
「施設にはいるのも」
「病院にかかるのも」
「医療をうけるのも」
などと色々できる.
ほかには,
「金次第」はいくらでもある.
「出世するのも」
「女心も」
「グルメになるのも」
「良い作品も」
「おしゃれになるのも」
「木から落ちる」の上の句は
「リンゴも」
などは,どうか?
去年の秋,自分が経験したことのない外傷が運ばれてきた.
10月,11月は,多くのおじいさんが,
「柿の木」から落ちて救急搬送されてきた.
自分の働いている地域では
「おじいさんも柿の木から落ちる」が正しい.
昔は,皆のためにテクニックを駆使して柿の木を登り,
おいしい柿だけを取ってくれた「あの,おじいさん」も年老いた.
と,一つのドラマを見るような.
「キリ ヒトハ,落ちて天下の秋を知る」に近い.
「おじいさん,柿の木から落ちて,人生の秋を知る」という意味.
要は,
〇 ×(かける) △= 30などで,
○と△にいくつも数字をいれるテストがあるが,
その国語版という感じ.
ある結果があって,そのためにはどうなることが必要かわかる.
「鯛を釣る」
の上の句は「ルアーで」「鯛ラバで」
が正しいと思う.
他にもたくさん考えたが,
「最後っ屁」
は,どうなのか?
そもそも「イタチの」の意味も自分はよく考えたが,意味不明.
オリジナルの意味の本当の由来は,
以前は,「イタチも食べていた.捕まえてすぐに水につけ込んで肛門周囲の臭腺からの液体を出せないようにしないと,死んでからも肉に臭いがついて食べられない」
最後の仕返しみたいなもの.
通常の意味では,「最後の仕打ち」というか,「最後の仕留め」のようなこと.
もっと一般的には,
「窮地にたたされた,もう後先ない危険な時に,最終手段を用いて脱出すること」のように使うような.
問題は,「最後っ屁」の上にくる言葉がほとんど無いこと.
「スカンク」などなら,きわめて普通.
他の言葉は???