この前の2時間の講演の準備で,
自宅にはあまり帰れなかった.
食事に帰って,また病院.
自宅でできるかと思えば,ソフトが動かない.
それでまた数時間は損をした.
次の日が手術などで,遅々として進まなかった.
ほんとに毎日大変であった.
そんなこんなで,とにかく切り抜けた.
その前の本の原稿の時も,
画像を処理するソフトが自宅のPCでは動かなかった.
病院での自分の新しいコンピュターでは稼働したので,
病院で仕事をしていた.
そんなこんなで,自分自身も大変であった.
それは切り抜けた.
講演を頼んできたほうは,評価機構で「倫理」の勉強もしている
ことが必要だからとのこと.
それで,最初は「適当に話をして」と言われた.
「ハイハイ」と適当に答えていたが,最後になって,
それは,病院の職員の全職種が聞くものでDVDにも撮って
参加できないヒトにはそれをみてもらうとのことと判明.
それでさらに一生懸命やった.
その翌日,家族が健診を受けた.
その時,こちらが家にはあまり帰ってこないと言ったらしい.
そのとうり.
それは「病院からの大変な依頼を一生懸命こなしていたから」
である.
その翌日から,受付の人,検査担当の職員などから,
「ちゃんと帰ってあげないとだめですよ」と数人から言われた.
仕事を頼んできたほうは,こちらの講演が終わった後,
「よーし」ぐらいで,感謝の言葉も,お礼の言葉もない.
内容が良かったかどうかなどの評価も全く誰からもない.
一体,あれは,何だったのか?
全く部門が違う職員たちは,
「家に帰ってあげないと」と責める.
今の結論:
病院内の講演は,今後一切断る.
とにかく断る.全力で断る.
NOと言えない日本人の末路はさびしい・・・・
いつもの理屈,「能力が三倍あっても身体は一つ」である.
今日も,年賀状を書きながら,
無性に腹が立ってしょうがなかった.
「こいつらは,本物の○○じゃないか?」と正直思ったが・・・
2010年の予定には,一切,
院内の講演はいれないという項目をいれないと
自分だけでなく,家族がむごい.
自分はいくら寝不足になっても肩こりになっても,
胃潰瘍になっても
自分が引き受けたのなら,最後までするが,
「家族」が迷惑を被るという条件では今後は仕事をしない.
頼まれる仕事は,
院内などの狭い範囲のものではないので,仕方がない.
病棟講義は,一回だけして,
これを最後にしてください.といった.
前院でも,これを最後にしてくださいと頼んだ記憶がある.
学会も地方会レベルは発表しないという
ガイドラインはすでに作ってある.