喪中まとめ その2 実らなかったおもてなし

葬式前後に音楽は必須

移動の車の中でも音楽は必須

ということで,自分は昨年から準備を着々としていた.
2015年5月に
プジョー207ccからデミオ AWDディーゼルに買い換えた.
2ドアでほぼ2シーターのオープンカーから4ドアの車に.
それは,通夜から葬式の会場,そのほかにも
息子の車で親族を運べる,荷物も運べる
のを目的の一つにしたから.

意外と
「年老いた両親を乗せるため,その荷物を運ぶため」に
車を買い換える人は多い.

実際,年末に「父親が急変して転院」したときには,
自分の車で入院中の荷物,親族をのせて移動ができて
買い換えて良かったと思った.
もちろん,「自分の家の車,家族の車」はまた別にある.
自分自身が移動出来て,自分の親のために活用できる
のが目的だった.

それで,次のステップは
両親,兄弟の時代のヒット曲をUSBに入れて置くこと.
60年代,70年代,80年代,90年代と
CD2枚組を順番に借りてきてUSBに入れた.

そして通夜が済み,翌日の朝から葬式会場へ移動.
実は昨年5月に車を変えて,この3月まで自分の車には,
自分の家族(嫁,子供)が乗ったのはその時が初めて.
今まで,誰も横にも後ろにも乗ったことがない.
一度,飲み会の帰りの他のヒト達を載せて送っただけ.

父親の葬儀へ,向かうのでナビを設定して
いざ出発.
やはり,昭和を生き抜いた父親へのはなむけの音楽は,
中島みゆきの「地上の星」(プロジェクトXの主題歌)であろうと
自宅を出発して,大きめの音でかけた.
後部座席の嫁さんと兄嫁さんから,
「やかましくて話が出来ない」と苦情.
わたくしの「プロジェクトX」は頓挫しました。

葬式の翌々日、母親を乗せて
父が入る予定の墓地へ。
石のレイアウトがまだ。
それで他の人のお墓をみてお勉強に.

元気を出してほしかったので,
水前寺清子の「365歩のマーチ」をかけてみた.
母「画面には何が出ている?」
私「歌手の名前と歌の題名」
母「私は水前寺清子は聞かん」

で,おしまい.
ピンキーとキラーズも入れてましたが.

と言うことで,
「荷物と人を運ぶ」はうまくいきましたが,
「音楽でさらに気持ちを盛り上げる」
わたし流のおもてなしは,不発に終わりました.

ヘトヘトに疲れる前に準備はしていたが,
残念.

悲しい気持ち,寂しい気持ちはすでに
年末から覚悟していたので,過ぎていました.

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