降り積もる雪のたとえと雪かきの仕事

2007年の記事です.
忙しかった頃の話です.

病棟でもどこでも
聞かれれば答えているけども



  朝病院について、すぐにピッチがなる。
多いときには、5箇所ぐらいから仕事が入る。

そしてコリドー、エレベーターでもどこでも、
次から次へと質問が入る。そして答えまくる。
それらは、「病態についての説明」もある。
ふと見ると、5千円ぐらいのナース向けの本がおいてある。
それらに書いてないことをこちらに聞く。

答えまくる。そして、
それをたとえ話でさらにわかりやすく説明する。
それらの本に書いてないことを答えてあげて、無料である。
あるいは、患者さんから電話で問い合わせがくる。答えまくる。
なかには30分質問する患者さんもいる。
それなら外来枠を占領したようなものである。

何気に聞くのは「すべて無料」とスタッフ、患者は
考えているとしか考えられない。
最新の知識の吸収、説明のために使われる時間などに
対しての対価は、払われているのか時々疑問になる。

聞かれることに答えていると
それだけ自分の睡眠時間が減るわけなので、
最近は、答えるのをためらう。

その間にも、別の仕事が続々と入っている。
それは、降り積もる雪のたとえで、
ある部分の雪かきをしていると、
違うところには
すでに積もってきているという理屈である。

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