熱中していたこと,物,相手などに,あるとき,
フッと冷めていく時がある.
とりつかれたように,していたあることに,
「もう,やめよう」と思う時がある.
同じことの繰り返しになったり,
進展がのぞめなくなったりすれば,
急激に熱が冷める.
自分が個人的にも感じたことは,何回かある.
心の中では「終わりが来た」と思ったときが,
終わりである.
しかし外面的には,
仕事でも趣味でも,人間付き合いでもそれでもしばらく続く.
しかし,こちらの気持ちの変化は,
顔に出さなくても間違いなく微妙な違いがでる.
取りつかれたように,してきたもの.
あるとき,ぴったりやめたもの.
思い出せば,ある瞬間は確かにあった.
一番,わかりやすいのが男女の別れであろう.
「この人とは終わった」と思っても,惰性でしばらく続く.
そしてfade outする.
その瞬間は,趣味の世界でも勝負の世界でも来る.
後は「形を作って終了」であろう.
普段の生活には,はいってこない
「終わった」あるいは「冷めた」瞬間.
最近,時々,そのような感じを受けることがある.
次に進もうとすると今まで熱中していたものが,
マイナスに働くことがある.
自分は,捨てるということには非常に淡泊なので,
あっという間に捨てる.
今までも捨ててきた.
それが,被害を最小に抑える最良の手段でもある.
最小といっても,
自分が頑張ってやってきたものを捨てるのは,大変なので
発展解消のようなイメージを持ってというか
自分自身に説明して,次に進む.
しかし,その一歩は,「これは終わる」というある一瞬の直感であろう.
慣れてくると,はじめから「これは熱中しても数カ月で飽きる」などは,
ゲームあるいは,本当は面白くない仕事などでは,
すぐに読み切ってしまのは,
ふつうの大人なら無意識にしている.
しかし,本業などでは,なかなか冷めてもやめ切れない.
周りもやめさせてくれない.
後はよくいう「気持ちの整理」であろう.
そこで自分のモットーの
「百万人の他人はダマせても,自分自身はだませない」となる.
自分をだますと,最後は,
うつ状態になるだろうと想像している.