ノロウィルスでよく出てくること.


毎年,毎年,冬の風物詩みたいになった
ノロウィルス由来の嘔吐下痢.
平成18年,2006年の大流行が,メジャーデビュー.

話として,毎回出るのが,

1)RNA遺伝子型のタイプが次から次へと変わる.
  免疫力が発揮できない.
  だから,毎年,感染する.

2)腸粘膜表面の免疫力なので,弱い.

  ヒトの腸管の中だけで増殖するウィルス.
  ということで大量に発生すれば,症状が出る.
  下痢と嘔吐で,体外に排出させたいということ
  であろう.

  外での環境では,生きられない.
  腸管から血液中に入るようなことはない.
  血液中に入れば,それなりの免疫系が
  賦活されるとは思うが,それがないような.
  
 なんかうろ覚えであるが,
この2点が強調されるような.

それと
3)下痢が止まっても,2日間は排便中に
ノロウィルスは感染できるだけの数がある.
→実際は,1週間から1ヶ月は存在しているらしい.

である.

自分が陽性といわれた,
その日の晩に症状がでて,
次の日には,職員が2名陽性といわれたらしい.

病院の中は,ある意味,危険地帯である.

20年近く前に,
働いていた病院で,MRSAはいるのかの検査があった.
職員全員の鼻汁を培養.
各病棟に一人ぐらいは,常在菌?
として,持っていて驚いた.
今時,MRSAなどでは,驚く医療従事者はいない.

ノロウィルスも,実は普通にいて,
おそらく,働いている職員全員の便を
調べたら,数%の職員からは検出される気がする.

症状が出ないヒトも大勢いる.

これは,一般会社の人も同じであろう.

寒い時期に発生するのは,
その時期に人間の腸管の活動が
低下するからであろう.

今年,自分が調子が悪く,
4kg以上体重が減って,そのまま戻らないので,
よく実感できる.

自分の持論:
人間は暖かいところの生き物.
世界中に分布しているが,
人類の歴史からすれば,
寒いところの人口増加率は高くない.

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする