別の病院の生活

2004年は,大変であった.

夕方6時の高速バスで自宅のある元の
病院へ帰ろうとすると,携帯がなる.

「先生くも膜下出血がきました」「ハイ行きます」で
晩の9時ぐらいから手術がはじまり終わるのが2時.
帰宅が3時.そこでシャワーあびて朝の6時まで寝る.

そこから車で高速飛ばして,
朝の8時半には170kmはなれたもとの病院へ.

そこで9時から外来.


午後の6時までノンストップで.それから自宅に帰る.

そう.単身赴任生活がはじまっている.

自宅で家族と食事.一寝入りして,
朝高速を飛ばして午後には新しい病院へ.

後からそこで外来.


あるときは高速を150キロで飛ばしていて,
後ろをついてくる車がある.

海を渡る大橋の前で減速していたら.

突然後ろの車のルーフにくるくる回る赤い光が・・・

「途中は飛ばしてましたね」
「急いでいましたので」
「どうしてですか?」

「向こうの病院で仕事があるので」
「大変ですね.ところでスピード違反で18000円です.
108kmの時にしましたので」
「ありがとうございます.カードで払えますか?」
「無理です.すみません」ということで,
現金18000円を速度違反で払った.


水曜の午前午後と次の週の土曜日が自分の元の病院の外来.
新しい病院は月曜の午後,火曜日の午前,木曜の午後,
土曜日隔週が外来であったと思う.

新しい病院の歓迎会の時も,
車で飛ばして帰って
新しい自分のアパートで服を着替えて,
自転車で会場までいって,
宴会の始まる7時ちょうどにまにあうぐらいで,
時間は押しに押しまくられた状態.

そのツケはすぐに来た.

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