最近,自分の心の中で,多くの仕事を皆が持ってくるので,
「いくら自分に能力があっても,
身体はひとつしかないし,一日は24時間しかない.」
だから,無理なものは無理ですよ.
ということで,
「能力は3倍あっても身体はひとつ」
です.と言い訳をしていた.
しかし,最近,気がついたことがある.
今までも,良く言われてきたこと.
だめな人間を職場に雇ったら,
その人に,一人手を取られるので,
一人雇ったつもりが,一人分の手が足りなくなる.
という話.
これは,時々経験する.この人では,ダメだわ・・・と思う人が
時々紛れ込んでくる.
早晩,そういう人は,何気に,違うところにいったり,
気がついたら,別の会社へ異動している.
いままで,そのような人を見抜くことが採用部門の一番の鬼門
であったはず.
もちろん,すでに実績があるはずという人でも,
実際は,仕事はダメダメなこともある.
それでも,人柄が良いなどで経済が好況の時は
その場におれたが,効率をあげないといけなくなると,
とたんに,もう無理です.となる人がいる.
過去にも,何人か,「これはダメだわ」という人を何人かみたが,
共通点は,「そろそろ,仕事を本格的にやってもらおうとすると
急に実行能力がないことが判明する」ことであるが,
さらにいくつかのパターンがあった.
1)誰かの後ろ盾があるように本人はおもっている.
実際は立場のある人の友人の関係者程度だが,
自分は「だからできる」と解釈している.
2)少しでも無理がかかると,急激に不機嫌になる.
本来,仕事は「限界までがひと勝負,限界を超えてからが
本当の仕事」であるが,その意味が全くわからない.
楽で楽しいのが仕事で,大変になるようなのは仕事ではない.
と定義しているので,本人は楽なことしかしない.
周りが困る.
3)自分の過去と比べて,今の仕事は・・・と批判的.
今,雇われているところの流儀に従わないと自然に
周りからは疎んじられる.
そうなるとますます悪循環になる.
今まで出会った,そのような人たちをつらつら思いだしていた.
突然,ひらめいた.
”能力は三分の一でも,身体は一人分”
世の中には,そのような人が現存することに気が付いた.
やはり,2段階ぐらい能力が足らない人は,世の中に存在している.
なんとか,自分の周りだけでも,いないようにしてほしい.
また,そうしなければ,自分の仕事ができなくなる.