医学,医療関係の学会は,どんどん中止になっている.
3月の学会,特に東京で行われるものは軒並み中止.
次は4月の学会.自分の出席予定であったのが二つ.
京都,徳島で行われる全国学会は中止のお知らせがあった.
学会中止になる理由は二つある.
(1)学会に参加できない医師が多い.
東北地方の医師は参加できない.
さらに東北に手伝いに行く医師が参加できない.
さらに留守番している医師が参加できない.
まあ,4月中は,「医師が大量に集まる」学会は
中止になるのが常識的なところ.
数百人から大きなものなら五千人ぐらいまで
医師,特に,一つの科の医師が集まるのは,
東北の医師不足の状況下では正当化されないと思う.
ましてや,初日の晩に,懇親会などをして
多くの医師がアルコールを飲むのは時期的に不適切である.
多くの医師が手伝いに行っている.
現に,毎週一回大学の救急部から来てくれている医師も
東北に手伝いに行って不在であった.
その時は,外来しながら,救急の対応をして大変であった.
地震の余波というか,なんというか.
(2)会場の問題,交通手段の問題,電力の問題,
そもそも,会場が壊れていては学会はできない.
また到達手段が復旧していなければ移動はできない.
ましてや,学会の最中に3時間停電などになれば,
学会自体が成立しない.
以上のことから,4月は日本のどこでも開催される全国学会は
ほぼ中止で納得がいくし,文句もでることはないと思う.
次は,5月の学会はどうなるかである.
ゴールデンウィーク明けにも,大きな学会がいくつかある.
関東開催なら電力しだいであろう.
他の地域なら,交通手段の復旧,東北地方の医療状況の改善の程度しだい.
6月,7月にも自分が参加予定の学会があるが,
それらのホームページを見ても,まだ何とも表示されていない.
おそらく5月の学会の趨勢をみてから,決められると思う.
開催されても参加人数は,
(1)番の理由から2割ぐらいは少ないと思われる.