最近の学会,研究会の現実:乱造の行きつくところ

1)数の増加

ほんとに学会,研究会が増えた.
研究に値する研究会ではないもののあるような気がする.

最近の学会発表は,直前までみなスライドをコンピュター上で
いじっている.会場で直している上司と部下も何回も見た.

そして,内容も小粒である.
「やってみました」程度の内容で,
それでどうなのですか?という言質はもらえない程度である.

中には,「演題が少ないので,ぜひ出してください」と
手紙が来るものがある.
いままで,来たのが2個あった.
かわいそうである.

もう,使命を果たしたのではないかという研究会も多い.

今後は,少しずつ,統合されて一定数になっていくと思う.

さらに最近のチーム医療の流れから,医師だけが参加していた学会に
多くのコメディカルが参加,発表するようになった.

2)コメディカルの参加による拡大.
「臨床○○学会」などは多くのコメディカルが発表する.
しかし,発表に対しての責任感が非常に低いと感じるものがある.
自分の責任と実績で,それらが次へのステップになるなどとは
一切考えていないと思われる.

数が増えれば増えるほど,質は下がるのは当たり前.

今後,どうなるのか興味深い.

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