学会・研究会でのスライドの作り方 その3 構想と絵コンテ

大体,こんな発表をしようとすると,
イントロでは,こう言って,
結論はこうなって,
こうしたらよいとわかったと発表は終わる.

その時に,スライドは10枚頭に思い浮かべる.

イントロで1枚,
方法,対象で1,2枚
結論で1,2枚
典型的な症例提示などで1.2枚
考察は2系統必要.
自分の症例などの特徴的なものに対しての考察
その病気全体に対する考察
そして,結論.
結論は3文章必要.
この研究はこうなった.
どれだけ役に立つかなどの発展性を述べる.
今後の課題はこうである.

まったく型にはまった,茶道のようなもの.
あとは,お茶受けをどれにして,お釜はどれで,
などと趣味のよさをアピールする表現形式の美学であろう.

そこで,スライドの絵コンテを作る.
一枚一枚の概略を作る.
これは,時間のある時,適当な会議の間でもできてしまう.

必要な画像は,あの時のあれ.
必要な症例,必要な統計分析はどれ.
医学の世界の統計などは,精々が有意差検定までである.
特殊な回帰曲線での分析などもあるが,それは大きなプロジェクトの
ときで,個人が行う確率は低い.
しかもエクセルなどでできてしまう.

ところでパワーポイント,エクセル,フォトショップ,
ワードなどが使えない人がまだ大勢いる.
新人さんはまず,使えない.
それはまた別.

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