空中庭園 大阪の最後のほう

2000年7月中ごろ、
大阪で働いていて急に医局長から電話、

「急な話だが、
9月1日から○○の○○病院に行ってくれ」とのこと。

その日から、
飲み会の連続的な誘いが来ました。
キタ新地が主な場所であった。

あるとき、飲み会の流れで空中庭園と
いうところに何人かで登った。
130mぐらいで、大阪の夜景がきれいであった。
今の大自然の中での生活の
対極みたいな場所ではあった。

その日は、
200年に一回かなにかの皆既月食の晩であった。
時間ごとに霧がでて、
周りはカップルばかりである。
がっしりとだきあっている。
自分は、まだ脳外科医としての向上心があった時代の話。
次のところへ行って頑張ってやるぞと燃えていたので、
月食でかげっていく月にむかってほえた。
「むこうへいってもやってやるぞー」と。

周りからは、
このおっさん、あかんわ・・・という目線。

周りにいた一緒にいった若い職員達も、
なんとなく遠巻きなかんじで、
距離をおいているような。

その時の気持ち  
「ふっ・・・。
  空中庭園でさらに浮いてしもうたな・・・」

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