ある病院の当直に,医師が分担して泊まりに行っている.
急患もないので,自分の仕事ができる.
しかも,救急ばかりの激しい病院並みに当直料金が払われる.
そこは関連病院になったので,そこの病院の当直料金は
自分の給料に振り込まれる.
要は,自分が余分に働いた分が,給料の口座に振り込まれる.
自分自身の財布には,直接入らない.
多くの日本の医師の場合,給料の管理は妻がしている.
そして,大抵が,夫である医師は,毎月同じ小遣いで生活している.
余分に自分が行って働いても,自分以外の家族のためには役立っても
自分には帰ってこない.
義捐金が被災者に渡らない状況を見聞して,
「気持ちはあなた方被災者と同じです」とつぶやいてみた.