仁淀川冬期釣り場,決戦覚悟で多くの検証. 2015/6/15 FF高知県 今年最後?の戦いに行ってきました. 非常に強い決意をして,行ってきました. 入念な準備と天気予報では,この冬最初の本格的な寒波とのこと. 12月14日朝から15日朝9時まで仕事.ほぼ徹夜. それで,10時には職場を出発. 13時前に,仁淀川冬期釣り場の合流点に到達. 行った当日の朝には,ヒレを切ったアマゴを放流したとのこと. 場所は後で詳しくわかったが,自分が釣った場所よりは下流. まあ,いつもの合流点ではライズもある. 自分は,そこから下流の特老前の駐車場に車を移動した. そこで,防寒の下着から,靴下重ねなど入念に準備. そこを降りて少し上流に歩くと,小さなプールがあり, その上流から,小さな流れ込みが2本ぐらい入っている. 昨シーズンも,そこで二匹釣った. 放流したのは下流側とのことだが,誰か他の人が釣っていた のが遠目にみえたので,遠慮した. それで,自分としては,周囲の状況を見ながら, すこしずつ上流にまわってみた. あるポイントで, 22番の自分のユスリカピューパが沈んで流れていると思ったら,流れの速いところから 23cm程度が一匹釣れた. そして,去年,ライズを釣った同じ場所でライズしている. 22番のCDCのユスリカピューパを流すと,バックリと食べた. 29cmのきれいなアマゴ,ギンケ? 続いて同じ場所でもう一投.同じようにバックリ食べた. 28cmであった. しっぽが丸い.なんか,頭でっかちな感じではあるが, まあ,立て続けにこれだけ釣れたら,申し分なし. そのポイントの10m下流でライズがたくさん. 流れは全く速くない. フライを投げるとカワムツ2匹,オイカワ1匹とつれたが, どうもアマゴはそこにはいないと判明. 合流点に移動したが,すでに誰もいない. ライズもあるが, 現在,日の入りは17:01で,あっという間に真っ暗に. 15(日)は終了. 予定通り,合流点のすぐ近くの, 「旅館 高岩」に素泊まりで泊まった. そこは,「労働者のための旅館で,平日は土木関係の 方々が泊まっている.土日は自宅に帰るので, 空いている」とのことで,素泊まりの料金は4500円であった. 子供の頃の自宅を思わす,和室であった. 近くのコンビニ,レストランを経営している人達が 経営している(と思う) その日の宿泊客は自分だけであった. まあ,徹夜明けに近かったので,すぐに横になってひとまず休憩. その後,風呂にお湯をいれて,休憩. 驚いたことに,山間のためか,WiFiの電波が届かず, 持って行ったノート型PCでは,ネットが見られなかった. Wimaxなら,どこでも大丈夫と思っていたがダメ. TVの放送局も高知なので,グッと少ない. とにかく疲れを癒やすように寝た. まあ,16日は朝からというか日の出が7:03. それ以前にすでに旅館はチェックアウト. 月曜日は,土曜日に24時間働いた代休である. 寒さに車は真っ白. ガチガチの氷を払いのけて,始動. 今年一番の寒波だけのことはある.覚悟と準備はしていた. すぐにウェイダーをはいて, 合流点を歩いてみるが, 寒くて,砂の河原も霜で固まっていた. 上流にもそこから行ってみたが,全くライズがない. そして,下流にも行ってみたが,全くライズなし. 適当にフライを流していて,全く釣れなかった. 10時ぐらいに,合流点に行くと, 名前は知らないものの,よく合う方が釣っていた. 放流やスクールでも,お会いして話をするがお名前はおぼえていない. ライズはない.あるいは,時々,思い出したようにある程度. 自分は試したいことが実はいくつもあり, 1)まず一つ目. カリタのライズキャッチャーをつけて,ニンフでつれないか. これは,タメしてみたが,なんと言っても, 「どのニンフが良いか」わかっていなかったので, 全く釣れなかった. まあ,使い方としては,目印自体がヴェインファイバーなので 浮力をつけるパウダー,ジェルを定期的につけないとダメと納得. どんどん釣れるかと妄想していたが,フライの選択,時刻, など条件がそろってなかった. まあ,練習して,爆釣する時も来るかもしれない. 一生の間に来るのか疑問はある. 2)ノットの問題. 今回は,15 フィート6Xに7Xを付けていたが, 途中で切れてしまい, 6X, 7X, 8Xとつなぐことになった. 今まではリーダーとティペットは,サージャンズノットだが, ダブルでやっていた. 先月のスクールで,東トモノリ氏の説明で, ハンター(会社名)のものは滑るので,トリプルでないとダメと 説明があった. 今更ながら納得して,すべてトリプルにしたらほんとに切れにくかった. 実感.一つ上達. フライフックには,クリンチノットではなく, ユニノットあるいはフリーノットでつなげてみた. まあ,どれが良いかは不明だが,小さいミッジの場合は, クリンチよりは,後者のほうが良いような印象. ニンフなどはフリーノットであろうと納得. 3)ロングリーダー,ロングティペット 今回は,あまり長くなかったのが実際であったが, 全部で15フィートぐらいだったか. 途中で切れて短くなっていった. 13時頃には,コカゲロウが出てきた. しかし,全く釣れなかった. いつもよく合う方は,「こころが折れました」と帰って行かれた. その時点で,全く合流点が貸し切りになった. こちらは,こころが折れようがロッドが折れていない限り, ためしたいことがまだあった. それは,幾つかの確認. 15時頃,再びコカゲロウのライズ. 間違いなく18番ぐらいの大きさの本物が流れていくのを見ていたら, 対岸のキワで,ガボンと身体全体をだして,それを食べた. 全体にガボガボという感じ. フライの,色,サイズを合わせて手前の急流から流していき, アマゴが3匹ぐらい定位している場所まで,流れて, アマゴが上に向けて上がってきたところで, フライが止まってしまった. そこで,サカナはまた,沈んでしまった. 後ティペットが2フィートでも長ければ,それは, 間違いなく釣れていた. そこで,もう少し8Xを長くして流してみた. ガボンと大きく食った. へたくその特徴で,ガボンと大きく来たら, 思いっ切り,反動であわせてしまい. 2回続けて,合わせ切れであった. まあ,実力. そうこうしている間にライズもなくなり,その日二度目のチャンスも つり上げられなかった. 3)流速の遅いところで,ヘタは勝負しないこと. 自分は,流れが緩やかなところで,何回も投げていたが釣れなかった. スーッと上がってきては,一瞬,じっと見て直前で反転. よく見ている. また,ライズしても,それは本物を疑いなく食べるときと比べると 非常に早く神経質である. 思い立って,少し上流なら, 流れが速く,彼らもだまされやすいと思い, 流れの速いところに移動.見ていると,そこで,二匹がすぐ近くで同時にライズ. それで,メインの流れの横のライズの上流50cmぐらいにに投げると,続けざまに3匹釣れた. まずは,小さいのが,速い流れの中で食ってきた. 速い流れの横でのライズにあわせて投げると,これが釣れた.28cmあってびくり. コカゲロウのハッチは無くなっていたので,ユスリカパターンでやってみた. 流れの速いところの横に投げて,フライが3秒ぐらいでもゆっくりと 流れていれば,続けて 食べにくることが判明. 手前の速い流れの向こうに,フライがあるので,リーダーは長い方が メンテナンスもしやすい. その下流のポイント,すなわち速い流れから,壁にぶつかって ゆっくりになるところに,コカゲロウが流れていくと, ほんとに大きな豪快なライズがあると判明. そこで,ロングティペットがどれほど強い戦力になるか は上記の通り. 4)コカゲロウが流れていなくてもたくさんのライズの時は. これは,答えは明らかで,ものすごく小さなユスリカの アダルト,ピューパ,ラーバなどを食べている. 川の上の空間をみると,3-5mmのユスリカは,フワフワ飛んでいる. それで,コカゲロウパターンがダメになったとき, そちらに変更. 夕方16時前になっていた. 合流点のプールでライズはたくさん. それに向けて,22番のCDCのユスリカピューパを 投げていると,今度は,神経質に食った. 半信半疑の部分もあったためか,大あわせにもならず, なんとかつり上げた. 27cmのきれいなアマゴであった. 8Xで,ちゃんと釣れた. 先の豪快な合わせ切れよりは少し,進歩. 終わりよければ,全てよし. ちょうど,中野川の管理人さんが,偶然通りかかって, 私の下手な釣りを見てくれていたときに, 釣れたので,うれしかった. 自分に取ってはご褒美となったが, 斉藤さんが手作りで作った「ユズジャム」をいただいた. こころは何回も折れたが, 確認したいことはした. それなりに,釣れた. 去年の東さん,渋谷さんのスクールにでてから1年. 今年も出たが,それなりに上達したところも多かった. 他の上手な方々にも教えてもらい, 納得のいく最後の戦いであった. 今後の課題. 1)ロングリーダー,ロングティペットを 今のロッド(J stream 7’3″ 3番)で投げられるようにする. 実際は,8フィート3番が一番投げやすいか? 途中でリーダーを曲げてというテクニックが まだ無理なので,それが出来るようになりたい. 来年の春の本流はそれで頑張る予定. 2)22番のユスリカパターンをきれいに巻けるように 技術を上げたい. まあ,そんなこんなで,今年の挑戦は終わり. 自分にとっての大遠征? は,終了した. ヘロヘロで,17時の日の入り後は, 岡山までの帰路は,途中で3回もSAで休んだ. 最後の岡山側のサービスエリアでのイルミネーション. フライフィッシングの事ばかり考えていたので, 世の中,クリスマスが近いことも,すっかり忘れていた. 明け方から日の入りまで,一日中,川のそばに居たので, しかも月曜日の平日で,ほぼ,独り占め状態であったので, 得られるところも多かった. それでも,釣り上げてネットに入れたのは二日間で合計7匹だけ. カワムツなどをあわせると10匹は超える程度. 合わせ切れ,フライがサカナ直前で止まるなどのミスが 無くなれば,12匹は釣れていた気がする. 下手な人,あるいは下手な時の記録として残しておく. それと,日の出の時間から日の入りの時間まで滞在して わかったことは,寒いときは,朝も夕方遅くも 全く釣れないと言うこと. 無理しないで,メインの時間を待って, その間に,リーダーシステムを作り直したりして, 準備をするのが,最終的な結果に結びつくと判明. 今回は,一世一代の検証であった. ヘロヘロで倒れるかと思ったが, 水曜日になって,ようやく回復.