交通事故の任意保険に「弁護士特約」が付いているものが最近は多い.
次に付くのは合併症,副作用,予見困難特約であろう.
がん保険,三大成人疾患保険などは,ほんとに多い.
「癌と診断がついた時点で三百万」などは当たり前になった.
日常の臨床では,予想外の合併症が起きることがある.
また治療はうまくいったはずなのに,
症状が悪化することがある.それで余分な治療を必要とする.
それにより,後遺症が残った場合,医療従事者のミスでもないし,
本人にとっても予見できないことが起きることがあると思う.
そこで,新しい特約の登場.
合併症,副作用,予見困難特約
があれば,それで死亡したら,一億五千万円ぐらい家族あてに払われるように
すればよい.
救急車で,多くの病院が受け入れ不能で死亡すれば,それは時の運,不運があるので,予見困難となる.
この特約があれば,家人が後で裁判に訴えることなどは減る.
起きる確率は低いので,特約付随料金はそれほどは高くならないと思う.
その費用は,保険会社,国,全国の病院が負担すればよい.
そうすれば,偶然,ある薬を使用して,患者がショックになったら,
医師が訴えられたりはしなくなる.
また,医師の技術的な問題は全くなしに合併症,後遺症が起きたとして,裁判で命令される支払い金は,医師一人には支払いは無理である.
医療の限界を医師個人の責任にすることはないと思われる.
そこで,この特約:普通に死亡するより何倍もの保険金が入るように設定する.
治療する側も安心.受ける側もその家族も安心??.
弁護士特約よりも実効性がある.
ような気がする.