救急の専任,兼任 2007年の記録

専任何名, 兼任何名

   何がどうなっているのか,
各診療科の医師が,彼らの知らぬ間に救命救急の専任医師として,
県のほうでは登録されている.
聞いた本人がびっくり.
どうも救命救急センターの資格を得るためには,
専任医師が必ず必要なわけであるが,
そんな医師は従来存在していなかった病院であり,
突如として各診療科の医師一名が,
専任医師として登録されると言うことになっているような.
救急患者が来る科は幾つもある.それならどうぞということになる.

問題はその後で,従来の科の診療も余裕があれば続けてよいような事になり,
結局,救急は断れない.
一般の患者は,朝から殺到し紹介されてくる.
それを救急が専任になった医師も含めて,その科で捌かないといけない.
それは日本独自の文化で,新しいものを作ったら,
それ用の人をやとわず,
従来から働いている人に内部で肩書きだけを移行させて,
その個人の仕事量を増やすことで対応するというものである.
ほんとにありとあらゆるものをこなさないと
いけない医師は,逃げ出す.

それは,立ち去り型サボタージュと言うよりは,
会社が多角経営に乗り出して,
最後に負債を抱えて倒産するイメージの方が,
自分には強い.

オンリーワンにならないで,
あれもこれもある程度では,
今までもこれからも生き残れる可能性が
上がることはないと言うのが自分の信念である.

11名も専任医師がいる救命救急センターとは,
一体どこのことですか?と思ったら自分の病院でびっくりした話.
中の一名はすでに外国に留学して,日本にはいない.
ロンドンから発熱時の指示とか出してくれているのだろうか??

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