本当のことは言ってはいけない.

本当のことは言ってはいけない

ときどき思う.

本当のことをぶちまけるのはタブーである.

テレビの化粧品のCMに出てくる
女性はほんとにきれいである.
それは,
化粧品が良いからきれいなのではない.
きれいな肌できれいな顔立ちだから
コマーシャルに使われるのである.

持って生まれての能力が無い人が
一生懸命努力しても,
それは,その程度の人が能力と努力を
100%発揮したということで,
決して,歴史に名を残すようなことはない.
努力し続けて見えてくるものがあるので,
努力しても意味ないという意味ではない.

日常生活でも,
目前の人間の値踏みは無意識に皆がしている.

ある人に物事を頼むと,後で面倒になるなどは,
実は職場の全員が知っているなどの話は
どこにでも転がっていると思う.

本当に出来の悪い,仕事に向いていない部下に
仕事を頼む上司が悪い状況などは多い.

常に,本当のところは,無意識にはわかっている.

皆まで言うな.
そこまで言うな.
それを言っちゃあ・・・・

など社会人になれば多くのことを気にしていながら,
黙っているのがマナー.

どうしても言わないといけないなら,
節回しを変えることが大事.
本当のことをぶちまけて人を傷つける権利は,
与えられていないと
思っておいたほうが自分のためである.

マンション勧誘の電話.
ほかに仕事がないから,また本人に能力がないから,
生活のためにやっているのは
理解ができる.要はそれ以外に使い物にならないから,
そういう世界で生きているは
少し考えればわかること.
それを指摘してあげて,相手は喜びますか?

ありていにいえば,
馬鹿な人に「あなたは馬鹿ですね」と
言って感謝されることは無いという話.

丸々の馬鹿,すべてにおいて馬鹿,
非常識な人の頻度は少ないので
本当のことを指摘する前に,
そんな状況,すなわちそのような人の
視野に入らないように,
抜け出すのが自分自身にとって本当の解決法.

真実をぶちまければ問題が解決するかも,
などは希望的妄想であり,あり得ない.

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする