大阪でマスターしたことは沢山あります.
その中で,
いまだに役立っていることがある.
それは病院に仕事中にかかってくる
「マンション,投資」などの電話への対応方法である.
それは,「クサレボケ」「あほんだら」などを多用して
どなりあげ続ける.
そして,最後に
「人の大事な時間を取って,何が節税じゃ,アホウ」
「おまえは地獄に落ちるぞ」と脅して
「切るぞ」と怒鳴り上げて切ってしまう.
大阪の「普段は温厚なおっちゃん」が
ひとたび,切れると
多彩な罵詈雑言を言い続けられるのは
才能というよりは「訓練の結果」と
わかった.
自分にとっては,大阪弁は第二言語,
いわば,英語と同じ.
感情的にはどうでもよいが,
発声,発語をすれば喋れるようになると判明.
それ以降,自分も練習してできるようになった.
ときにかかってくる電話は,大声を出してどなりあげられる
数少ないチャンス.
普段は耐えないといけないことが多いので,よいストレス解消に
どなり上げている.
自分の周りは,「先生のブラックな面を初めてみました」とかびっくりする人もいるが,そうではなくて,
「獲得した技術の披露」である.
そんな会話は,日常では,まったく出る場面はない.