2007年の状況の記載です.
僻地には多くの単身赴任
単身赴任になる一番の理由は,
「子供の教育」
次が「家を建てて,ローンが済んでない」
であろう.
だんなは教育が済んでいるので,
次は子供であろう.
自分自身が小学校を4つ転校した.
それでは教育に悪いということで,
自分の父は転勤のない部門を選んだらしい.
自分はなんとも無かったが,
兄にとっては教育上も良くなかったと思われる.
年齢的なものであろう.
父親にとっても,それは今も当時も
出世を諦めることになるであろう.
自分はこの地に来てはや3年半の単身赴任である.
さすがに疲れた.
時々困ることは,洗濯物が溜まっても出来ないことであるが,
おかげで靴下も20足分は買いだめしている.
さらに夜中の3時に仕事が済んでも,
この地域には食べにいけるところがない.
その為に冷凍庫を買った.
はじめのうちは多くの冷凍食品を買いだめして何とか凌いでいたが,
ほぼすべてのものを一通り食べてしまうと,
もう飽きてしまい,買わなくなった.
今は,水槽で飼っているオヤニラミのエサである
冷凍赤ミミズが入れてあるだけである.
初めの目論見では,単身赴任になれば
料理を覚えようと本も買ったり,
無水なべを買ったりしたが,
なんせ,シャワーを浴びる時間を作り出すのが精一杯では,
夢のまた夢である.
もちろん単身赴任でも,
おまちの快適な生活をしている人もいるとは思うが,
情報の流刑地,イラクのサマワよりも無味乾燥な地域での
単身赴任では,何を生きがいにしたら良いのか時々分からなくなる.
明日は,もうひとつ病棟講義を夕方6時から頼まれている.
それまでに用事が10個ぐらい入っている.
その後に次の日の手術の説明.
頼まれる方が100倍忙しい現実.
それは,予定の用事であって緊急の用事は計算に入れていない.