自分の地元では商店街の土地価格がどんどん低下している.
そうなると,そこで店を営んでいる人たちの,賃貸料も合わせて下がる.
産業として不動産は次から次へと新しい発展するところへ新しい建物を建てる.
そうしないと老朽化,さらに維持費などで赤字になる.
しかし,昔からの商店街などは,逃げ出しようがない.
店をやりたい人は,赤字になって倒産しても,また店をすることで
再起を期す.
以前,トラックの上から落ちて軽度の脊損になった若い兄ちゃんも
やはりトラック運転手として復活した.人間は,まったく自分の
好みの外から出られない.
商店街で店を借りて,店をしてみたい.という人も同じであろう.
そうなると,一坪一万円の賃貸料なら15坪の土地でひと月十五万となる.
それも,土地代が上がれば,一坪あたりの賃貸料もあがるが,
昔からの商店街の土地代があがることは,いまどきない.
産業としての賃貸業は,よほどの新しい,はやる場所を押さえておかないと
利益は上がらない.しかし,よそへ移ることができない,地元の人は
まあ,地盤沈下に合わせて賃貸料も目減りすると思う.
まあ,衰退する地方の県庁所在地での商店街の将来というのは
どんなものなのか? 現場の話を聞くとそれなりに面白い.