株式売買は、趣味の世界。(ほとんど)誰も資産を増やさない。


自分は、以前から謎であった。
銀行に預けておくのではなく、投資をして、資産をふやそう。
日本人は、それが下手だから、欧米風に投資で増やそう。

それらは、いつの時代のキャッチフレーズなのか?

この数年で、ファンドマネージャーで投信を一定のペースで
資産運用しているというレベルまでに、増やし続けている人は少ない。

EU圏、日本含め、世界経済が、常に上がったり下がったりの状態になるので、
公の世界で、結果を公にしたもので、資産として増え続けたものはない。

有名なバフェットは、ある種の才能を与えられた天才。
それは、野球をやっていればイチローになれるか?という質問と同じである。

甲子園に出るのも大変。県大会で3回戦まで勝ったとかいうだけでも
自分などからすれば、えらいなぁと思うが。

要は、そんな人の本を読んで、自分もその方法でなどと思うのは、
「神の手」の手術書を読んで、自分もできるかななどと思うのと
同じぐらい、距離があいている。

それでも、
多くの人が「そうすれば、自分も」という気にさせられている。

ネット証券の世界では、そこで売買している95-99%が損をしており、
大体、1年半でお金を使い果たして消えていくとされている。

それを3年に伸ばすにはどうしたらよいか?などが検討されているらしい。

これは2004年頃の話。

会社は手数料がもらえないといけない。だからなんとか続けてほしい。

それの一体どこが、資産運用なのか?

おかしいのではないか?

年金も株で運用している。
日本の高齢者の増加率のほうが、上がったり下がったりする株価の
上昇率より高いに決まっている。
それで、年金不足になる。

株で資産運用するほうが、銀行にお金を預けるより、良いという
証拠がないように思える。

要は、「株式で資産を増やす」は、
それを、本業の自分のお金を使った仕事として、
「毎日、毎日、痛い目にあいながらも努力し続けて
それでも、うまくいかないこともある。」という現実の世界と
同じことがわからないとダメであろう。

さらにレバレッジを利かせて、先物、FXといろいろな商品を出しているが、
それらは、資金が早くなくなる、高額のギャンブルのようなもの。

印象としては、パチンコの世界と似ている。
昔のチューリップが開くパチンコから
フィーバー台へ、そして今の台? どんなものか知らないが、
に変化させて、射幸心をあおって、
一般人が大きく金をかけて、大きく会社が儲かる。
そのように変わっていった。

その反動で1円玉パチンコで
長時間、遊んでもらう台がでた。

その状況を追いかけているような気がする。

今は、FXなどを開発して
「少額で入りやすく追証で大きくお金を失う」
システムの時期なので、あろう。

なんとなく一致している。

最後は、衰退しそう。

また、世の中には今までなかったものが、今はある。

それは、スマホ

スマホで皆がゲームをするので、パチンコ業界も斜陽になった。
30兆円産業が20兆円に落ちた。
パチンコのゲームもスマホでできる。
それなら、わざわざパチンコ屋に行かない人も当然増える。

ネットトレードもモバイルでどこでもできる。
それなら、趣味で何気にお遊びでできる。

株で資産運用ではなく、株式トレードで遊ぶ?
という感じの人が増えていると思う。

修行を積んで、その世界で一人前になろうとするのは、
大変。

つらつらと、考えて、株式で、資産を形成できるのは、
ごく一部の人。
投信にお金を預けても、国力が上がらない国の株でそろえていては無理。

ヘッジファンドで、売りから入ってでも儲けようとしているのでも
なかなか。

まあ、世界経済の勉強にはなる。

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