去年,一昨年は出なかったと思うが,今年は久しぶりに出た.
まあ,出席者の年齢比率は,高齢者集団と,研修医あるいは卒後5年目まであたりに
大別される.35-55歳あたりの年齢は,極めて少ない.
要は留守番であろう.
興味深かった内容は,「同門会費」を払わない会員(要は医師)の
未納金の合計が300万以上などの状況の説明であった.
同門会誌が一冊4800円もするなどとは,思いもしなかった.
そして,その対策について,
他の教室(医局)の同門会はどうしているかを調べたリストがでたこと.
毎年5000円から15000円までいろいろ.
払っていない人にどうするか?
催促はするが,同門会誌も送るところから3年で自動的に送らなくなり,
同門会から消える?ところまで様々である.
そんなことから,結論はでなかったと報告があった.
きわめて日本人的な行動様式だと納得した.
それは,ある本で「象に対する論文を書くように各国に依頼」したら
1.米国人は,「裏庭(バックヤード)で象の養殖の仕方」
2.フランス人は「象のロマンスについて」
3.ドイツ人は「象の哲学的存在の意義」
などが出され,日本人は
4.「象に関する世界中の研究比較」を書いてきたというものがあった.
日本人は,自分の行動,組織の行動を決める時に,
必ず,まわりはどうしているかの確認を取る.
そして,実際は,何も行動しない.
他がどうしているかを調べる時点で,
「自分たちは決断を下して行動することはしない」
という立場になっていることに気がつかない.
その議題は,次の同門会長にゆだねられた.