病院でも,個人評価表というものがある.
その中に,「チャレンジ」すべき項目が二つある.
自分で医療の質などをあげるために,何に挑戦するかである.
それは,全職員が書くところである.
自分は,「救急体制の確立」を昨年は書いて,実際,多くのことを確立させた.
おかげで,救急車が1年間で,過去最高の年よりも150台も,件数が増えた.
1250台が1400台というところ.
よかったのかどうか.
皆忙しくなった.
いたちごっこ.
気持ちは同じでも,職員は一年に一歳ずつ年を取る.
新戦力が使えるようになれば問題はないが,そんなに簡単にはいかない.
もう一つは,「学会発表をたくさんする.」
で,実際,新ネタで8回発表した.
全速力で走りました. 龍馬伝も自分を,燃やす材料であった.
今年の年度の目標.
1)手術手技の一層の向上
2)講演会のコンテンツの充実.
である.
なんか,今年もへばりそう・・・・・
自分が見切ったというか,はっきりわかったことがある.
それは,
「最初のキャリアで高い山に登れなかった人間は,
次のキャリアで登れる山の高さも低い」
ことである.
他の先生方が,どれほどチャレンジすると書いてあるか,
ほとんど見る機会がないが,ちらりと見て,驚いたことがある.
まあ,「遅刻をしない」「挨拶をする」
「毎日,回診する」「逆紹介を増やす」
「○○の検査を増やす」など,ルーチンワークを挑戦にしてどうするの???
というレベルのことが書いてあった.
それは達成されるので,自己評価の点数があがり,総合評価もあがる.
ひどい話である.
それなら,一般企業のように360度評価を導入すればよい.
同僚からの評価を導入するということ.
まあ,非常に厳しい点数になるドクターも多いような気もする.