当直医マニュアルを更新中

ノロウィルスに感染しているので,
病院には顔を出せない.

まあ,自宅でできる仕事を.

オペ記録,
出張届け,
有料メール原稿
などの他に,

3月末が締め切りの
「当直医マニュアル第2版」
を作成中.
これは,院内webで見られるようにする.

まあ,自分の病院は専門病院なので,
断った方が患者さんのためになる疾患のリストも
もちろん,第一版の時から,作っている.

そこで,第2版は,
新しい電カル対応.
新しい駐車場情報.
救急車が来たときに記載する仕方
など,

次から次へと変わっていく.
そもそも,「昔はこうしてたけど」
の「昔」が,2年前と5年前が異なることが多い.
どんどん変わることに,ついて行かないと.

先週,当直していて,入院オーダーの
食事に「食事あり未定」という項目が
3月6日からできたと聞いた.
初めて聞いた.

確かに,病棟に上がって初めて,
既往歴で気をつけないといけない疾患が
わかることがある.
そのような時には,役に立つ.
当直医が「これかな」
と思っても,病棟に上がって,
「○○は食べられない」などが
わかることが大半.

問題は,
お知らせはどこにもないこと.

とにかく,救急の代表をしている医者にも
連絡がなく,
別の個人の職員の希望で細かなことがどんどん変わる.
それの連絡はない.

新しいことを入れた最新版を急いで作っても,
すぐに古くなる.
まあ,それでも,当直室が変わるようなことはない.

当直室の鍵が,病院の夜間の職員用の鍵と同じとか,
多くのトリビアがあって,興味深い.
夜間の職員用の鍵は,医師なら全員が持っているが.

朝,当直明けで何時から食事ができるかなども,
職員食堂の栄養士に相談して,
「朝6時半から味噌汁を作り始めるので,
7時からは可能」などと初めて,聞いてわかった.

まあ,救急疾患への対処法ではなく,

「当直医の生活ガイドライン」みたいなもの.

漫画や雑誌は,個人的にうっとおいしいので,
全部,捨てるようにしている.

いわゆる,寝当直の病院では,
学会発表用のデータ,仕事の準備をして,
「この時間で済ましてしまおう」と
意気込んでいたが,自分の病院では
以前は,当直の間にサマリー,紹介状を書いていた.

だんだん,救急車が増えだして,
一般当直の間は,「何もできない」時間となった.

5年前と比べて,夜間の救急車台数が4割増加した.
これは,5台なら7台になった理屈.
時間外は18時から朝9時までなので,
間違いなく,寝られる時間は無くなった.

まあ,自分も含めて,
皆が無理の無いような当直時間に
なるように,
病床の空き状況,手術の有無
などで,断って良い条件なども具体的に説明している.

歩いてくるSAHがある以上,何でもとって満床に
するのは良くないので,ぎりぎりのところで
救急を止めないといけない.
当直医の一存で止めてもらっても,
文句は一切言わないようにしている.

まあ,医師だけで無く,
時間外で働く全ての職員が楽にならないと,
それは,続かないシステムとなる.

気力と根性では,「崩壊」した事実が
すでにあるので,
無理なものは,早くにあきらめて,
システムを構築し直して,再開が必要.

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする