学会とフライフィッシングのセット出張:限界かも

ヘトヘトに疲れる.
学会で発表もして,そのあとその地域の有名河川にフライフィッシング.
出張費と学会参加費がでるので,自分で休みをもらっていくより,
遙かに安上がりである.

デメリットは
1)学会の準備,特にスライド作りは,それだけで大変.
2)余分な仕事は後回し.
  日常の仕事で,手一杯である上に,
  学会の準備をするのが大変.
  この場合の余分な仕事とは,退院サマリー,書類,退院報告書,
  情報提供書,後遺症認定の書類など.
  連日,降り積もる雪のように,貯まってくる.
  実は,仕方なしに時間が無く後回しにしておくと,
  これが出張から,帰ってきての1週間を,その週末も含めて
  大変,忙しくしている.疲れた上に,さらに業務がくる.
  4日ぐらい留守にすれば,出張直前にはなるべく用時はいれない.
  となると,出張から帰ってきた一週間は,面談から,
  家族への説明から,すさまじく予定がぎっしり入る.

3)フライフィッシングの準備をしないといけない.
  フライはどうする.巻く時間など全くない.
  レンタカーは,宿は,アクセス方法は,天候はなど
  調べないと行けないことも多い.
  1週間前には,宅配便で送らないといけない.
  

 まあ,典型的に近いのは,新婚旅行にニュージーランドに行って,
 ついでに,フライフィッシングもしてきたらというのに近い.
 結婚式の準備が大変,新婚旅行自体の準備が大変.
 仕事を留守にする間の段取り,申し送りが大変.
 昔,現地のガイドさんが,「夫は,疲れて寝込んでいた」
 ということを書いていた.
 
 

結論は,「体力があり,徹夜が出来て,
次の日も,丸々一日働けるような若さがないと無理.」

1)発表する学会と参加のみの学会にわける.
ということで,最近は,学会で発表するのは,近場で都会で
釣りに行くのに,おもしろくないところ.要は,発表して
後は他の人のを聞いて,すぐに帰ってくる.

2)学会参加だけなら,その後,フライに行けると言うところまで,
パフォーマンス自体が落ちているので,仕方ない.
 東北,北海道の学会は,なるべく行くようにしている.

また,その時は,楽しくても,回復力が落ちている.

まあ,若いときは,学会にでても,聞いてもわからないし,
夜の飲み会が楽しみであったのを考えると,
「なんて,まじめになったんでしょう.どうかしたのか?」
と自分に聞きたくなるぐらい.

若いときは,出来なくても,知らなくても「仕方ない」で
すんでいたが,年をとると,周囲はそういう目では見てくれない.

本当の,本質的な難しい問題は,現象の後ろ側に隠れている.
要は,
仕事がバリバリ出来なくなる年齢になれば,
フライフィッシングも出来なくなるということ.
「引退したら,ゴルフ三昧」などとは違う.

源流の長時間歩行,真夏の海岸での長時間の釣りなど
可能性は狭まってくる.

まあ,折り合いを皆つけていく.
そして老いていく.

人生は思い出で,出来ている.
無理せず,「何も無い」のよりは,
無理しても,「あの時は,こうだった」などといえた方が
思い出にはなる.

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コメント

  1. Doctor's Blue本人です. より:

    世界は広いし狭い感じ
    気晴らしの駄文です.仕事や用事が入れば入るほど,
    別のことを考えて,なんとかやり過ごしています.
    そちらのブログも読んでみました.
    ためになります.

  2. 大樹 より:

    Unknown
    こんにちは。楽しく読ませてもらいました。このブログを今後も参考にさせてもらいます。ありがとうございました。