UKのEU 離脱 6月26日の出来事

日本は日曜日だけれど.

各国が6月23日,日本は24日だが,
当日何パーセント,株価が落ちたかの表がでている.
日本が7.9%,フランスが8.0%,
米国は4.3%程度.中国は1.3%程度.

早速,自分のchromeの起動pageのWSJの1面には,
残された外相達が会合して
「早くUKなしの体制を作り上げないと」
などと書いてある.
UKの元ロンドン市長は,
「2年間の間に少しずつ離脱すれば良い」
などと発言したと日経新聞にも書いてある.
「分かれることは決めたけど,ギリギリまで
食事はおごってもらう」
という感じのオンナに貢がすダメな男の典型みたいな
発言をしている.これは反感を買うだろうと思った.

キャメロンさんはやめて,誰が首相になるかなど,
土日は相場が休みなので,「政治」「人事」が
主なニュースになっている.
日本銀行もECBのトップも「追加緩和」と
言っているが,緩和したら何がどうなるのか自分にはよくわからん.
彼らの目標は,日本なら円買いに介入して,ドルを購入して,
円高になるのを少しでも防ぐのはわかる.
ポンドに対しては,ポンドが売られて下がっていくのを,
ポンドを買うことで下げを止める方針で,自国の通貨に対して
真逆のことをすることになる.
そのお金をそれぞれの国の中央銀行が銀行のお金を使って
介入して,変動を減らしたいと言うことと理解している.

ポンドは下落して,円はあがるが,
今ポンドを買いあさって,2-3年後に買い戻して,
利益が上がるようには思えない.

まあ,leaveと決定しておいて,すぐにでも出て行こうと
しない,leave代表はおそらく無視されていく気がする.

UKでは,国民投票をもう一回という要望と
スコットランドでは,独立の国民投票を2014年以来,
もう一度という動きがあるが,実現するのは後者しかない.
そして,スコットランドは独立してEUに残留する国になれば,
Englandは小さな,その他の国に成り下がるような気がする.

まあ,この1ヶ月は楽しめそう.
明日は,日経先物も少し下がってから小康状態であろう.

そもそも,1028社 UKに進出している日本企業のうち,
一つも拠点をUKから移動させるなどの決定は発表していない.

もし,一つでも二つでも,EU内の別の地域に移動すれば,
雪崩を打って移動しはじめるであろう.
それは,不利な関税などが明らかにされる数ヶ月先であろう.

そうなる前に,スコットランド,北アイルランドが
独立する国民投票をして,EUに再加入などになれば,
日本企業に取っては,非常に都合が良い.
少しの移動で,イングランドで高い税金を払わなくても,
従来の通りEU(欧州連合)内で仕事が出来る.

この一週間は,そんな仮定の話が一杯出てくると思う.
おもしろい.

 

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